雨夜の星 *Birthday present* (ページ29)

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神様への感謝ページ29

A「…ユチョン」

「…なに？」

Aがオレの名前を口にする。
たったそれだけのことなのに、
こんなにも嬉しいなんて。

A「……センイルチュッカヘ…ユチョナ…」

う…わ……ヤバい、ますます涙が…

「……覚えててくれたんだ」

A「…ん」

「ありがとうA。
夢じゃないよね…？消えたりしないよね？」

A「…うん……ごめっ…」

「謝らないでいいから…話は後で全部聞く。
だから今はまだ…このままでいさせて？」

A「でも…」

「いいんだ……生きててくれたから。
それだけで…十分だから…」

君の存在を確かめるように
右手は肩、左手は柔らかい頬を撫でる。

Aが生きてた。
まだ信じられない。

これこそ夢じゃないのかな…

でも、胸の中にいるAに触れて
生きていることを実感する。

神様……ありがとうございます。