雨夜の星 *Birthday present* (ページ24)

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リセットページ24

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Aから別れを告げられたことを
メンバーに話した。
もちろん手紙のことも。

JJ・JS『……』

本当に驚いた時って
声も出ないんだよね。

しばらくフリーズしてて、
その空気を破ったのはヒョン。

JJ『探すんだろ？』

『…そのつもり…だけど』

JJ『けど？』

『オレと付き合ってる中で我慢もいっぱいしてただろうし、本当に別れたいって、そう思って決めたことならこのまま探さない方がいいのかなって…それに2年待たせるんだよ？出来ないよそんなこと…』

JS『それでいいの？』

『…』

JS『一生大事にしたいって、そう言ってたじゃん！あの気持ちどこいったの？この間の誕生日、Aといるユチョンも、ユチョンといるAも、すごく幸せそうだったのに。諦めるの？』

『…諦めたくないよ……』

JS『…じゃあ！』

JJ『ユファンが言うように、追い詰める何かがあったんじゃない？手紙に書いてあることなんか、今別れる理由にはなんないし』

『分かってる…分かってるけど…』

JJ『とりあえず会って話すしかないだろ。
今月と来月は何回か日本に行くんだろ？
俺たちも協力するから、会いに行け』

『…ん』

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翌々週に行われた日本でのドラマイベント。

滞在中、Aが住んでたマンションに出向いた。
時間を見つけては出向く。
その繰り返し。

結局会えないまま帰国。

その翌週からのファンミーティングJAPANツアー
会うために時間を費やすつもりだった。

けれど、ふと、

マンションの前で待ってたのに
なんで会えなかったんだろう

そう思って、嫌な予感がしながらも
管理会社に問い合わせたら
その予感が的中した。

7月のツアー最終日。

管理会社に頼んで開けてもらったAの部屋。

『……』

思ってた通り、
何も残ってなかった。

二人で過ごした空間が
きれいになくなってて、

一緒にゴハンを作ったキッチンも
好きな映画を観ながら寛いだ柔らかいソファも
一人暮らしには大きすぎるって文句を言いながらも
何度も愛し合ったキングサイズのベッドも、ない。

思い出の何もかもが、リセットされてた。

管理人「解約されたのは5月の下旬ですね」

オレのところに来た時には
もう決めてたんだ。

A、どこにいるの？
今、何をしてる？

Aに会いたいよ…