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臣side
やっとのことで仕事が終わり、時刻は11時
リリア達のことだからまだ飲んでるだろうけど
マンションのエレベーターに乗り込む
リリアの部屋の前に着くと思ってたより静かでインターホンを押しても誰も出てこない
もしかして寝てるのか？
ドアノブに手をかけると簡単に回った
不用心だと思いながらリビングにそっーと入ると案の定、皆が各々床で横になっていた
臣｢ ぜってぇ風邪ひくやつじゃん(笑) ｣
あ、健ちゃんも来てたんだ
ん？でも、Aの姿が見当たらない
他の部屋にいるのかと思って探したがいない
不安になったから電話をかけることにした
廊下で着信ボタンを押す
prrrrr
臣｢ もしもし ｣
｢ おみ？ ｣
臣｢ そうだけど。今どこ … え、泣いてる？ ｣
スマホの向こうからAのすすり泣く声が聞こえる
｢ … こわい ｣
臣｢ 今行くから。家か？ ｣
｢ うん、ｽﾞｽﾞｯ ｣
臣｢ 分かった。ちょっと待ってろ ｣
｢ 電話きら、ないで … ｣
臣｢ 分かったよ ｣
そこからAの家に着くまで三十分近く、時折泣いてる声が聞こえてきた
直人さんなら優しい言葉をかけてあげるんだろうな …
俺はそれを一方的に聞くしか出来なかった
臣｢ もしもし？着いたから玄関、… ｣
俺がそれを言い切る前に扉が開いてAが飛びついてきた
ガタガタ震えて身体も冷えきってる
｢ … うぅっ、 ｣
臣｢ おい、何があったんだよ ｣
｢ ｽﾞｽﾞｯ …… ｣
臣｢ 大丈夫だから ｣
小さな体の頭を撫でながらそう言い聞かせる
その状態でAが落ち着くまで待った
臣｢ 落ち着いた？ ｣
｢ うん … ごめん ｣
臣｢ とりあえず、部屋行こ ｣
階段を上りAの部屋に入る
ｶﾞﾁｬ
臣｢ うわ、寒っ ｣
｢ あ、暖房入れなきゃ ｣
臣｢ 暖房入れないでこの部屋にいたのかよ ｣
｢ 忘れてた ｣
Aが暖房のスイッチを押し、俺はソファに座る
臣｢ 忘れてた。って … 何があった？ ｣
俺がそう聞くとAも隣に座った
｢ … 健ちゃんが約束破った ｣
臣｢ 約束？ ｣
｢ 早く帰ってくるって約束したの ｣
臣｢ じゃあ、何だよ。約束破ったからメソメソ泣いてたって言うのか？ ｣
｢ 違う！健ちゃんが出るって言うから、 ｣
臣｢ 出るって何が ｣
｢ お化けが … ｣
臣｢ お化け？あははっ(笑) ｣
｢ なんで笑うの！ ｣
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直人大好き - このお話し読んでいてとても素敵な話しでした。でもやっぱり主人公と直人さんが一緒に成って欲しいです。更新頑張って下さい。又続きが読めるのを期待してます。 (2018年9月29日 9時) (
レス) id: 686629670a (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - 小麦さん» 本当ですか？ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです(^^)小麦さんの為にも更新頑張りますね！ (2018年3月4日 3時) (レス) id: 78c0e6a77c (このIDを非表示/違反報告)
小麦(プロフ) - ずっと楽しみに待ってました！！このお話とっても好きです！更新頑張ってください(^ ^) (2018年2月28日 8時) (レス) id: 896866d73b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優人 | 作成日時：2018年1月24日 1時
