lonelyprincess５

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健二郎side


｢ 絶対行かないもん！ ｣


健｢ そう言わんともう出る時間やで？ ｣


言い争いしてるお嬢様と執事的な

今日のクリスマスパーティーに行くか行かんかで揉め合い中

リリアに鬼の形相で 連れて来て って言われちゃったもんな〜



｢ 健ちゃんだけ行ってくればいいじゃん！ ｣


健｢ あー、もう分かった！1人で行ってくるわ！ただ気を付けろや？この家出るんやで ｣


｢ なにが？ ｣


健｢ 決まってるやろ。お化けや、お化け ｣


｢ 有り得ない、ずっとここに住んでるけど見たことないもん！ ｣


健｢ それはお嬢が自分の部屋だけでしか寝たことないからやないか ｣


｢ 、そんなん知らんし！ ｣


健｢ もう勝手にせえ！俺は行くからな！？ ｣


｢ ご飯までには帰ってくるよね？ ｣


健｢ やっぱ怖いんやん！ ｣


｢ 違くて！クリスマスケーキ！ ｣


健｢ そっちか … 材料買うてるから大丈夫や ｣


｢ 分かった、いってらっしゃい ｣


健｢ 行ってきます ｣


ｶﾞﾁｬ


お嬢を置いてどこかに出掛けるなんて人生初

でも、あんま１人にしておけへんし、顔だけ出して帰ろっと


ちょっとビビらしてしもうたからな(笑)

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