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そして、あっという間に夜になる
お風呂から上がり
ベッドに横になって小説を読んでいた
いつもならかかってくる時間なのにスマホが鳴る気配もない
このままだと寝ちゃう、、
ブッーブッー
「 うわ!びっくり … 」
通話ボタンを押して耳にあてる
「 もしもし 」
片「 もしもし、遅くなってごめんね 」
「 大丈夫です 」
片「 あ、今日は何を作ったの? 」
「 フルーツタルトとハンバーグです 」
片「 うわ、うまそ(笑) 」
「 健ちゃんが作ったの超美味しかったです! 」
片「 Aちゃんのは? 」
「 健ちゃんは美味しいって食べてくれました! 」
片「 僕も食べたいな〜 」
「 まだ何個か残ってるので直人さん用に取っておきます(笑) 」
片「 ほんとに?やった! 」
「 ふふっ(笑) 」
片「 あ、そろそろ切らなきゃいけないんだよね 」
「 忙しいのに本当にすいません 」
片「 それでちょっとサプライズがあって 」
「 サプライズ?? 」
コンコン
部屋のドアがノックされた
健ちゃんってばこんな時間に何の用だろ
「 あ、少し待っててもらっていいですか? 」
片「 うん 」
スマホを片手にドアの前に立ってドアを開ける
ガチャ
「 、えっ! 」
片「 来ちゃった 」
ドアを開けて立っていたのは健ちゃんではなく直人さんだった
「 お仕事じゃ … ? 」
片「 今日は急いで終わらせてきたんだ
だから電話も遅くなっちゃったんだけどね 」
「 そうだったんですか!中にどうぞ 」
片「 お邪魔しまーす 」
そのままソファに座る直人さん
わたしも隣のソファに座る
片「 久しぶりだね 」
「 お正月以来ですもん 」
片「 来たかったんだけど、なかなか 」
「 お仕事大変ですね 」
片「 そうなんだよ 」
「 …… 」
片「 …… 」
なんだろう、特別何かあったわけじゃないのに気まずい
「 下からお茶持ってきます 」
片「 いやいいよ!大丈夫!座って 」
「 あ、はい 」
片「 … 」
「 … 」
片「 もし何か悩んでることあったら言っていいんだよ? 」
「 … 」
片「 跡取りのこととか愚痴でもなんでも 」
「 、はい 」
片「 なにが辛いか言える? 」
「 全部で、す … 生きるのが辛い、ズズッ 」
片「 … っ 」
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直人大好き - このお話し読んでいてとても素敵な話しでした。でもやっぱり主人公と直人さんが一緒に成って欲しいです。更新頑張って下さい。又続きが読めるのを期待してます。 (2018年9月29日 9時) (レス) id: 686629670a (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - 小麦さん» 本当ですか?ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しい限りです(^^)小麦さんの為にも更新頑張りますね! (2018年3月4日 3時) (レス) id: 78c0e6a77c (このIDを非表示/違反報告)
小麦(プロフ) - ずっと楽しみに待ってました!!このお話とっても好きです!更新頑張ってください(^ ^) (2018年2月28日 8時) (レス) id: 896866d73b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優人 | 作成日時:2018年1月24日 1時