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健二郎side
追いかけようとしたけど、荷物が邪魔で
急いでリビングに置こうと思った
ｶﾞﾁｬ
健｢ あの、お嬢様どうかしたんですか？ ｣
部屋の重苦しい空気を察し、訊ねてみた
父｢ いや、それがな ｣
健｢ 何です？ ｣
父｢ Aに言ったんだ、全部 … ｣
健｢ え！全部言いはったんですか！？ ｣
父｢ ああ … ｣
健｢ 何してんすか！！ ｣
俺はそのまま部屋に向かって走った
ｺﾝｺﾝ
健｢ お嬢、入るで ｣
部屋からは返事もなくただ間延びする時間が過ぎる
ｶﾞﾁｬ
扉を開けると布団に潜り込んでるお嬢がいた
ベッドの脇にしゃがみ、畳み掛けるように話した
健｢ お嬢 ｣
｢ …… ｣
健｢ 俺が旦那様と奥様の代わりに謝る … すまん ｣
そうゆっくり言うと布団からは顔を出さず
｢ 健ちゃんは … 知らなかったんだよね？ ｣
健｢ …… ｣
｢ え、知らなかったよね？ ｣
急に、布団からバサッと出てきた
｢ 知らなかったって言ってよ！！ ｣
健｢ ごめん … 俺は、知ってた ｣
｢ そんなの嘘だよね？！… ねぇ、嘘でしょ？ ｣
健｢ 本間ごめん ｣
｢ … 健ちゃんだけは信じてたのに！もう嫌！ ｣
お嬢はそのまま部屋を飛び出した
我に返って俺は自分の無力さを悔やむより他になかった。不甲斐なくてたまらない
リビングに戻ると
父｢ 出て行ったのはもしかしてAか？ ｣
健｢ そうですよ ｣
父｢ どこに行ったか分かるか？ ｣
健｢ 俺には … ｣
母｢ これから食事会なのに、あの子は全くっ ｣
健｢ 、！この状況でそんな言い方します？ ｣
母｢ はい？ ｣
健｢ お嬢様が家出したんですよ！？
食事会の心配してる場合ですか？！ ｣
母｢ … ｣
健｢ 言うだけ言って自分らの役目が終わりなんてはっきり言って甘いっすよ！お嬢の事ちゃんと考えてはります？ ｣
父｢ … 健二郎 ｣
健｢ 本間のことでしょ！？俺は誰よりもお嬢の事を大事に思ってます、せやから俺が探します。旦那様方は食事会の事を考えて下さい ｣
ｶﾞﾁｬ
そのまま外に出るとしきりに雨が降っていた
お嬢は濡れてないだろうか
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直人大好き - このお話し読んでいてとても素敵な話しでした。でもやっぱり主人公と直人さんが一緒に成って欲しいです。更新頑張って下さい。又続きが読めるのを期待してます。 (2018年9月29日 9時) (
レス) id: 686629670a (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - 小麦さん» 本当ですか？ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです(^^)小麦さんの為にも更新頑張りますね！ (2018年3月4日 3時) (レス) id: 78c0e6a77c (このIDを非表示/違反報告)
小麦(プロフ) - ずっと楽しみに待ってました！！このお話とっても好きです！更新頑張ってください(^ ^) (2018年2月28日 8時) (レス) id: 896866d73b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優人 | 作成日時：2018年1月24日 1時
