48 ページ48
臣side
ピンポーン
健「 あ、来たんちゃうか。出てくるな? 」
「 はーい 」
健ちゃんが玄関先に向かった
そして、すぐにAを呼ぶ声が聞こえた
小さなショルダーバッグを持って玄関に向かうAに俺らも着いて行こうとしたら
「 2人も来るの?!来なくていいよ、 」
リ「 Aの許嫁の人見たいんだもーん 」
臣「 俺も 」
「 えー 」
リ「 いいじゃん!減るもんじゃないし〜 」
ガチャ
そんな会話をしてるとリビングの戸が開いて健ちゃんが入ってきた
健「 何してん?岩田さん待ってんで 」
「 あ、うん 」
渋々って感じだったけどAと玄関に向かった
玄関には濃紺のピシッとしたスーツに深みのある青いネクタイをした許嫁の人がいた
まるでスーツのCMに出ていそうな爽やかさ
「 お久しぶりです 」
剛「 久しぶり。 … そちらの方々は? 」
「 えっと、友達の波田リリアと登坂広臣です 」
リ「 初めまして!Aがお世話になってます 」
剛「 いや、こちらこそ。岩田剛典と申します 」
臣「 どうも 」
剛「 登坂さんは前にお会いしましたよね? 」
臣「 あーそうですね、見かけただけですけど 」
「 … 剛典さん行きましょ? 」
剛「 そうだね。健二郎さん、お邪魔しました 」
健「 いえ。お嬢いってらっしゃい、楽しんでくるんやで 」
「 うん!じゃあ、みんな行ってくるね! 」
ガチャン
リ「 にしても美形だね、岩田さん 」
健「 せやろ!めっちゃ顔整ってんねん 」
臣「 俺は直人さん派だな 」
リ「 え … ?それどういう意味? 」
臣「 別に 」
健「 臣ってまさか … そっちの気が? 」
臣「 ねぇよ(笑) 」
リ「 ですよね〜 」
3人でリビングに戻る
やっぱ俺的には直人さんと一緒になってほしい
俺が幸せに出来ないなら
せめても信頼してる直人さんに …
リ「 てかさ、Aに断られたんだけど 」
臣「 何が 」
リ「 明日のクリスマスパーティー 」
臣「 用事でもあった? 」
リ「 それが断った理由は用事とかじゃなくて 」
健「 せやったら何やねん 」
リ「 直人が来るって言った途端によ?行かないとか言い出したの 」
臣「 まじ? 」
リ「 また喧嘩でもしたのかしら? 」
健「 してへんと思うよ 」
リ「 何で断言出来んのよ 」
133人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時