47 ページ47
｢ ん？ ｣
臣｢ ヘアメイク、俺にやらせて ｣
｢ いいけど …？ ｣
臣｢ 何時に出んの？ ｣
｢ えっと、18時 ｣
臣｢ ん ｣
それだけ言って、無言で私の髪をとかし始めた
リ｢ リリア、下で健ちゃんとお茶してくるね ｣
｢ はーい ｣
ﾊﾞﾀﾝ
臣が何も言わずに作業するから部屋の中は静か
｢ ねぇ、どんな髪型にするの？ ｣
臣｢ 服に合った感じ ｣
｢ へぇ〜！楽しみ！ ｣
20分もかからず髪型が完成した
後れ毛を出してる無造作な巻き髪ポニーテール
そして、頼んだ通り18時前に化粧まで完成した
目の前の鏡をまじまじと見る
｢ うわぁ … やっぱプロがやると化粧も違うね ｣
臣｢ まぁな ｣
｢ ありがと！お姫様になれた気分！ ｣
臣｢ そりゃどーも ｣
｢ うん！… ｣
臣｢ … ｣
｢ …… 健ちゃん達 ｣
臣｢ 、あのさ ｣
立ち上がってリビングに行こうと思ったけど話しかけられたからまた座り直した
｢ … なに？ ｣
臣｢ ちょっと目、瞑ってくんね？ ｣
｢ 目？なに？怖いんだけど(笑) ｣
臣｢ 大丈夫だから ｣
｢ … 分かった ｣
何されるのかという恐怖心もあったけど、言う通り目を瞑った
すると、耳に感じる違和感
臣｢ 開けていいよ ｣
ゆっくり目を開くと
鏡に映る自分が少しさっきとは違った
それは耳についてるイヤリング
｢ なにこれ、可愛い！ ｣
大きめのビジューのイヤリングで顔を揺らすとそれに合わせて揺れる
臣｢ 俺からのクリスマスプレゼント ｣
｢ え？臣からの？(笑) ｣
臣｢ 何でちょっと笑ってんだよ。要らないなら返せ ｣
｢ いや、要ります！要ります！ ｣
臣｢ それならどーぞ ｣
｢ 嬉しい！ありがとう！ ｣
臣｢ いーえ ｣
｢ あ、お返しはちょっと待って！次までには買っときます ｣
臣｢ 別にいらねぇよ ｣
｢ そういうわけにもいかないじゃん？
あ、18時過ぎちゃう、リビング行こ！ ｣
リビングに向かうと健ちゃんとリリアが談笑していた
｢ 健ちゃん、もうそろそろ時間 ｣
健｢ 本間や！… て、むっちゃ綺麗やん ｣
リ｢ 普段と印象違うわ！大人って感じ！ ｣
｢ え〜！嬉しい！あれもこれも臣のおかげだ ｣
リ｢ あ〜ら、臣嬉しそうな顔してる(笑) ｣
臣｢ そんなんじゃねぇよ ｣
｢ またまた〜、嬉しいくせに(笑) ｣
臣｢ お前が言うな(笑) ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優人 | 作成日時：2017年8月10日 1時
