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それから一週間後
私達はようやく自宅に戻ってきた
「 ただいまー 」
健「 誰も居らへんよ 」
「 いるかもよ?(笑) 」
健「 恐ろしいことを言うな(笑) 」
キャリーバッグを自室に運び荷物の片付けに徹する
服を仕舞う為クローゼットを開けようとした時
ふと壁に掛けてあるカレンダーに目がいった
今日は17日か … 今年ももう終わっちゃうな
って、丁度一週間後24日じゃん!
何も準備してないや
そもそも準備する必要性ないか
それっぽいドレスワンピはあるし、わざわざ買わなくてもいいかな
直人さんとだったら買ってたかな?
… いけない、考えない!考えちゃダメだ!A!
あ!クリスマスプレゼント!買わなきゃ!
剛典さん何が好きなんだろ … 難しい
プルルルルル
… げ、鳴ったのは固定電話
「 もしもし 」
父「 A元気にしてたか? 」
「 はい 」
父「 岩田さんのご子息とは仲良くやってるか? 」
「 はい 」
父「 お正月に一旦そっちに戻る事になった 」
「 そうですか 」
父「 岩田さん達と食事会でも、なんて話もあってな。とりあえず健二郎に伝えておいてくれ 」
「 分かりました 」
父「 それじゃあ 」
「 はい 」
ガチャン
お食事会 … 絶対神経を張り詰めないといけないやつじゃん。想像しただけで具合悪い …
リビングへ行き、健ちゃんに電話の内容を伝える
健「 そうなんや 」
「 らしい 」
健「 お嬢も大変やな 」
「 他人事みたいに言って!代わってよ〜 」
健「 嫌や。そない面倒なこと自分からやるわけあらへんやろ 」
「 ケチ 」
健「 そうや、俺はケチやで 」
「 もういいしー! 」
部屋に戻り片付けを再開し、明日にでも買い物をしてこようと思った
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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時