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エ「 ええ!うそ! 」
その騒々しい声で目が覚めた
「 … ん、なに 」
片「 んんっ … 」
「 、え! 」
寝ぼけてなのか分からないけど腕枕していた腕を自分の方に引き寄せる直人さん
当たり前だけど直人さんの腕の中にいて抱き締められてる上に目の前には胸筋から首筋が
「 ちょ、直人さん … 」
眠気なんて完全に覚めてしまった
どさくさに紛れて直人さんの厚い胸板に抱きついちゃおっかな
その誘惑には勝てず抱きつき首筋に顔を埋める
すぅーっと鼻から空気を吸うと香水のような作られた匂いじゃなく、本能的な匂いがした
だからと言って汗くさいとかそういう類いとはまた違ったいい匂い
片「 こーら、朝から何してんの(笑) 」
「 起きてたんですか?やだ、恥ずかしい … 」
片「 ふふっ、昨日は寝れた? 」
「 思ったりより寝れました 」
ガチャ
バタンッ!
「 えっ!! 」
びっくりして布団から起き上がり扉を見る
リ「 直人!! 」
片「 なに … ? 」
リ「 あんたAに手出してないわよね? 」
片「 朝から急になに?出すわけないだろ 」
リ「 はぁ、良かった … エリーが2人が一夜を共にしたとか訳わかんない事言い出すからびっくりして来たのよ 」
「 また語弊のある言い方を … 」
片「 まぁ、とにかく起きようか 」
「 はい 」
リビングに向かうと皆が一斉にこっちを向く
皆リリアと同じような考えなわけですか?
健「 あの … 直人さん、その言いづらいんですけど 」
片「 Aちゃんとは何もありませんから 」
健「 あ、それならいいんです 」
そっから朝ごはん食べるわけなんだけど、気まずいにもほどがある
「 朝ごはん食べたら送りに行くの? 」
健「 せやな 」
朝ごはんを食べ終え、皆準備をして車に乗り込む
一人ずつ家まで送り届ける
最後に直人さんだったけど、これから仕事らしくて駅で降ろす
片「 健ちゃん送ってくれてありがとう 」
健「 荷物は職場に持ってくんすか? 」
片「 駅のコインロッカーに預けるよ 」
健「 あれならこっちで預かりますけど 」
片「 でも、健ちゃん達しばらくあっちにいるんでしょ?必需品とかもあるから大丈夫だよ 」
健「 せやった。すんません 」
片「 気にしないで。それじゃあ、また今度 」
「 お仕事頑張ってください 」
片「 ありがとう 」
私達はそのまま別荘に戻り1週間近く過ごした
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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時