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" ガチャ "



「 たのもーーー 」


健「 やっと起きたんか 」


「 てへっ 」


健「 大樹さんに迷惑かけたらあかんで 」


大「 大丈夫ですよ 」


「 ごめんね? 」


健「 みんな自分の部屋に行っとるからテーブルの上の紙見て荷物置いてき 」


「 はーい 」



テーブルの上には白い紙が置いてあった

そこには家の構成が簡略的に書かれていて、恐らく部屋であろう四角い箱に名前が書いてある


私は … リリアと天音の間だー!やったー!


「 大樹くん早く部屋に行こ! 」


大「 そうだね 」


我が家より急な階段を上がろうと荷物を抱えると


大「 あ、俺持つよ 」


「 でも大樹くん自分のもあるし、私持てる! 」


大「 怪我させるわけにはいかないから 」


臣「 俺が持ってく 」


「 臣、!?どっから出てきたの?(笑) 」


臣「 貸せ 」



荒く荷物を奪い取られ、淡々と階段を登る

それを呆然と見てるわたしと大樹くん



臣「 お前の部屋何処か知らねぇんだけど 」


「 ごめんごめん(笑)大樹くんありがとね 」


大「 うん 」




身軽な私はすぐに臣に追いつく



「 わたしの部屋はここ! 」


臣「 部屋まで運ぶから扉。 」


「 はいはい 」



キャリーバックにリュックと
修学旅行さながらの荷物量



臣「 何でこんな荷物あんの 」


「 健ちゃんと数週間ここに滞在するからね 」


臣「 そんな長く? 」


「 初めての別荘と雪だし、それくらい長くいても損しないでしょ!臣も居る?(笑) 」


臣「 出来れば居てぇな 」


「 え、以外だわ 」


臣「 自然環境良さそうだし田舎も悪くないな。来年はもっと早く言えよ?そしたら有給消化しに来るから 」


「 分かった!あ、でも … 」


臣「 ん? 」


「 来年になったら皆では来れないかもね 」


臣「 … 俺は、 」


" ガチャ "


健「 部屋片し … あ、お取り込み中やった? 」


「 別に 」


健「 そろそろ出かけんで 」


「 どこに? 」


健「 そんなん決まってるやん 」


「 ?? 」

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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時

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