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ふと、右隣を見たら臣のお皿にもスパゲッティが乗っている
気分を良くした私は臣にも聞いてみた
「 それ美味しかった? 」
臣「 それって? 」
「 スパゲッティ 」
臣「 あー。普通 」
「 普通 … 」
臣「 もしかしてAが作った? 」
「 ま、まぁ 」
臣「 初めてにしては上出来なんじゃねぇの 」
「 ほんt、! 」
臣「 ま、こっちのパスタの方が美味しいけど 」
はいはい、出ましたよ。上げてから落とすやつ
せめて落としてから上げてくれよ!
「 直人さんは褒めてくれたからいいもん! 」
臣「 本当、口を開けば直人さん直人さんって … この間までピーピー泣いてたくせによ 」
「 ちょっ!うるさい!しっー! 」
直人さんに聞かれたくないが為、臣の口を押さえようとする
臣「 事実だろうが 」
「 静かに! 」
臣「 そんな力で俺に敵うわけないじゃん 」
「 微塵の抵抗! 」
片「 二人共!そんなことしてるお皿落とすよ 」
「 すいません … 」
笑いながら忠告してくれた直人さん
臣「 お前のせいで俺も怒られたじゃん 」(小声
「 ふっかけて来たのは臣の方でしょ ! 」(小声
臣「 ふっかけた覚えなんてねぇよ 」(小声
「 都合の悪いことはすぐに忘れるようにでもなってるわけ!? 」(小声
天「 二人共普通のトーンで喋ったら?(笑) 」
臣「 「 え? 」 」
気付くと皆の視線が私達に注がれていた
まさに注目の的と言わんばかりに
リ「 あんた達、兄妹みたいだよね(笑) 」
臣「 こんな生意気な妹いらねぇって 」
「 はぁ?こんなに優しくないお兄ちゃんはこっちから願い下げですよーだ! 」
片「 ふふっ(笑) 」
臣「 「 何、笑ってるんですか! 」 」
片「 え、いや、微笑ましいなって(笑) 」
リ「 もういい、見てるこっちが疲れる(笑) 」
健「 せやせや、こっちが付き合いきれん。
ほら、お二人さんデザート持ってくんで 」
「 健ちゃん!手伝います! 」
なんやかんやで丸く収まった一夜だった
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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時