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厨房を出てリビングに向かう

私の家はロッチみたいになってて玄関を開けるとすぐにリビングで2階への階段もそこにある


玄関から外に出ようとしたら


『 あ!いた!! 』


その声には聞き覚えがあった



「 うそ … 美香さん 」


美香さんが2階から駆け下りてきた


近寄って来たから何かと思ったら


" パチンッ "


次の瞬間、平手打ちを食らった

あまりの勢いと身構えてなかったせいか倒れた



「 いたっ、!急に何するんですか! 」


健「 ちょっ!大丈夫か!? 」


美「 直人に何を吹き込んだのよ! 」


「 直人さん?会ってませんけど! 」


美「 しらばっくれてんじゃないわよ! 」


「 本当にここ2ヶ月近く会ってません! 」


美「 嘘をつかないで!! 」


「 その証拠に直人さんはずっと貴方といたんじゃないんですか?! 」


美「 四六時中一緒にいたわけじゃないわよ! 」


「 そんなの知りませんよ! 」


美「 あんたムカつくのよ!! 」



今度は髪の毛を引っ張られる始末

健ちゃんが美香さんを剥がそうとしてる


美香さんの手が私の首に伸びてきて締めつける



" ガチャ "


臣「 騒がしいけど … は? 」


リ「 なに硬直してんの、面白いものでも … 」


天「 嘘!!なにしてんの、! 」



3人が慌てて入ってきて美香さんを押さえる

抵抗しながらも剥がしてくれた



「 ゲホッゲホッ、! 」


臣「 なに、これどういう状況? 」


健「 いや、俺もよくは 」


美「 直人が可愛がってるからどんな子かなと思ったら、普通の子で驚いたわよ(笑) 」


「 何が言いたいんですか? 」


美「 所詮自分が働いてる社長の娘だから可愛がってんのに気付いてる?(笑) 」


天「 あんたどんだけ性格悪いわけ!? 」


美「 天音、あんたも人のこと言えた立場ー? 」


「 … お言葉を返すようですが、貴方より貴方が侮辱してる私の方が少なからず直人さんに好かれてる自信があります 」


美「 その敬語が腹立つのよ! 」


「 そこまで言うなら敬語やめますけど、別に私は直人さんに社長の娘だからっていう色眼鏡で見られてもいいと思ってる 」


美「 本当にそう思ってんの??(笑) 」


「 私が直人さんを好きな事実は変わらないし、貴方みたいに嫌われてるより断然良いから! 」


美「 あんた、ほんと生意気ね 」


そう言ってまた私に襲いかかろうとするけど
臣と健ちゃんが押さえてるから動けない



リ「 美香 」


美「 なによ 」

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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時

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