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直人さんが帰ってきてもなお
我が家へ足を運ぶ3人の頻度は変わることなく
特に天音は二日に一回は来てる
毎日暇してるこちらの身からすれば
有り難きことこの上なしではあるんだけど
天「 お夕飯も頂いたし
今日はこのへんで帰らせてもらおうかな 」
「 分かった!また暇あったら来てね! 」
天「 オッケー!じゃあね!健二郎くんも 」
健「 気をつけてな 」
天「 うん! 」
" ガチャ "
彼女が部屋を出ていったあと、その前まで談笑していた位置に戻る
健「 はぁ … 」
「 なに、その、恋する乙女感は 」
テーブルに肘ついて溜め息してるんですよ!?
健「 天音さん可愛ええよなー 」
「 それ前から言ってるけど、好きなの? 」
健「 ん〜分からんけど、嫌いやないよ 」
「 可愛くて嫌いじゃないなら
好きでいいじゃないの?健ちゃん 」
そうだよね?可愛くて嫌いじゃないなら少なからず好きなんじゃないのかな?
健「 それじゃあな?かっこよくて嫌いやないなら好きでええんちゃうの?お嬢さん 」
うーわー、痛いとこ突いてくるなー
健「 直人さんのこと好きなんやろ?
そろそろ認めたらどないなん? 」
「 私の話はいいの!今は健ちゃんの話だし! 」
健「 せやけど … よう分からんねん 」
「 恋愛なんてそんなもんじゃないの? 」
健「 誰が言うとんねん(笑)」
「 あ、ねぇ、好きか好きじゃないかって見分ける方法とかないの? 」
健「 そうやなー。相手のやなとこも含めて、好きって言えるんなら本間に好きや。ってよう言うけどな 」
嫌なとこ?嫌なとこ … ってどこだろ。
嫌なとこが垣間見えるほど
長い時間一緒にいるわけじゃないからな〜
「 あ!でも、健ちゃんの嫌いなとこないよ! 」
健「 だから、どうしてん 」
「 これって好きじゃないの? 」
健「 は?ちゃうやろ(笑)」
「 なんで? 」
健「 なんでって … そういう関係やないやん? 」
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作者名:優人 | 作成日時:2017年5月29日 22時