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約束通り定時で学校を出て、急いで大倉さんのマンションへたどり着くと、
「すみません！ 合い鍵渡してるもんだから俺が帰って来る前に来ちゃたみたいで、もう行ってしまいました…」
見るからに脱力する大倉さん。
「え？大毅はもうオーストラリアへ行ったって事ですか？」
「…いえ、経つのは明日で、今夜は関空の近くのホテルに宿泊するって聞いてます」
「そうなんですか…。けど、なんでまたそんな急に」
「オーストラリアへは度々仕事で行ってるんですが、そこの同じ会社で恋人が出来たようでして…。結婚するんやと言ってました」
再婚なんですけどね、大倉さんが困った風に笑ってる。
「…それは、大毅にとってもいい事ですよね。だけど、突然の事過ぎて何というか……」
「はい。わかります。なんか身内のことで振り回してすみません。せっかく急いで来てくれたのに、大毅も居ないし」
「いえ、そんなんじゃ…、そっか。大毅、居ないんですよね。そっか……」
「転校の手続きは、後日改めて姉の方から学校へ連絡すると言ってました」
「…わかりました。お別れ会、したかったなぁ」
独り言のように呟くと、じわりとくる寂しいという実感。
クラスのみんなも寂しがるやろうな。
すると、
そうですよね…ほんま、すみません。
そう、謝る大倉さん。
この人が悪い訳じゃないのに。
静まり返ったリビングに沈黙が続く。
なんだか、気まずい…。
何か話さないと。
何故か、そんな急く気持ちが込み上げてくる。
声を発したのは大倉さんやった。
「そや、先生、ご飯でも食べましょうか。俺、実は前もって材料とか用意してたんですよ」
「あ、ホンマに？ ありがとうござます。手伝います……って、俺、お邪魔してていいんでしょうか…」
言ってから気づく。
気まずいのは大毅がいないからやと。
本来なら、大毅がいるからここに俺がお邪魔しているわけで、大毅がいないなら……、
「え、居てくださいよ。ご飯、一緒に食べて欲しいです！」
「あ、…じゃあ」
よばれます。 って、甘えてしまった。
パァっと表情が明るくなる大倉さんに安心してる、俺。
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chugi(プロフ) - 華月さん» わぁー、華月さんありがとうございますー！😍久々の倉安さんほんと書いてて楽しかったです❣️はい、亮ちゃん来ちゃいます🤭どうなるのか私も楽しみでーす🥰 (2022年9月20日 21時) (
レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 可愛いー！いちゃいちゃ倉安可愛いですーっ😆💚💙そして亮ちゃん登場！どうなっちゃうのか！楽しみです🎵 (2022年9月19日 22時) (レス) id: a0ab68cfff (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - 蒼乃碧さん» 本当お久しぶりです！🤭きゃんきゃん仔犬りょーちゃん登場致します💛書いてて楽しいっす😍 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - ぎゃー！久し振りに嬉しいです！そして、亮ちゃん登場？波乱の予感… (2022年9月19日 18時) (レス) @page46 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - 華南さん» 華南さーん！ありがとうございます😍久しぶりのこの2人が無性に書きたくなってマイペースに溜め込んでおりました。気まぐれ更新になると思いますが、また覗いてやって下さいませ🙏🏻😊 (2022年9月19日 17時) (レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chugi
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年1月27日 18時
