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久しぶりの色。感覚、光りに瞬き、── 涙。
失って気付いた、あらゆる大切なもの、尊い気持ち。
取り戻せた、嬉しかった。
ありがとうと、空を見上げて感謝した。
角膜を提供してくれた人の遺族に一通だけ手紙を届けてくれると聞いて礼状を書いた。
名前も知らない、住所も知らない、わかっていたのは性別と年齢だけ。
20代後半の男性。
それ以外わからない。
追求してはいけない。
一方通行の手紙だったけど、思いの丈を感謝の言葉で綴った。
そうして拒否反応もなく元の生活に慣れてき出した頃だった。
変化は突然現れた。
それは夢でのこと。
見知らぬ男の人が夢に現れるようになった。
小柄で笑ったらくしゃりと目の横に皺が出来て、その人を見てると温かい気持ちになれた。
ずっと見ていたい笑顔。
一体誰なんやろう？ 誰？
眠ると必ずと言っていいくらい現れる彼。
移植してからのことだから、もしかしたらドナーの人かも知れない。
でも、まさか。
… もしそうなら、ドナーになることを望んでいなかったのかも、なんて。
だから夢に出てきたのか？
後悔してる？
そんな非現実的なこと、信じてる訳じゃない。
けれど、夢の中の彼は楽しげに笑っていた。
ある夢では、電車に乗っていた。
とても天気の良い日できっと雑談していたんだろう、おかしそうに笑う彼の頭を撫でる誰かの手が見えた。
食事をしてる彼。
美味しそうに何を食べているのか近づいて見てみるとカレーやった。
また違う夢では、図書で勉強している彼がいた。
気づいた彼が微笑む。
誕生日をしてる夢も見た。
いちごがたくさん乗った生クリームたっぷりのホールケーキには、チョコのネームプレートが飾られていて、
ハッピーバースデー しょうた
そう書かれていた。
しょうた。
それがこの人の名前。
いちごを摘んでこちらに腕を伸ばしてきて、
きっと、食べさせてくれたんやろう、しょーたさんが笑ってる。
彼が笑えば俺はとても嬉しくなった。
これは一体何なのか。
わからない。
わからないけど、懐かしい。
── そして、気づいた。
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chugi(プロフ) - 華月さん» 記憶喪失ネタを思いついたのですが、きっと書き切れないだろうとこんな短編に😆お互い大事過ぎて切ないのがお伝えできていれば😊さのやすの未来に幸あれ！！コメントありがとうございますー❣️ (2022年1月30日 21時) (
レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - うわぁぁぁ😭😭😭佐野くんのまっすぐ過ぎる愛情も、愛ゆえにそうしそうなヤスくんも…いとしすぎて切ない😭😭😭さのやすの未来に幸あれ！！ (2022年1月30日 21時) (レス) @page48 id: a0ab68cfff (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - めろんぱんさん» わたしの方こそありがとうございますっ🥲 (2022年1月30日 13時) (レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - はぁぁあすきです ありがとうございます涙 (2022年1月30日 12時) (レス) @page48 id: 778b61c141 (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - 華月さん» 難曲と外での歌唱にもしかしてまた届かないんじゃ…😨との心配を吹き飛ばしてくれましたね😆ほんと良かったー❣️佐野くんブログでしょーたさんに報告した事言ってくれないなーと待機中でございます^ ^うへへっこちらこそありがとうございます！ (2022年1月19日 8時) (レス) id: 74696fc9b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chugi
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年9月27日 9時
