恋しくて愛おしい 5 ページ33
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好きやと自覚したんは今から7年前の事やった。
それまでずーっと一緒におったのに、
ヤンマー、なんて天気予報のCMしてからそう呼ばれるようにもなって、
雑誌のツーショット写真では常にチビの俺が肩を抱かれて、同級生やのに年下感が半端なくてずっと優しい章ちゃんは俺の事を可愛いなぁってニコニコしてて、
なんか悔しくて、同い年なんやぞと主張するみたいにわざと口悪くしたり、周りの大人たちには注意されたけど、章ちゃんだけは怒りもせずにいつも一緒にいてくれた。
ずっと一緒におると思っていた。
続いていくと、何も変わらずに。
最後に交わした言葉は今までありがとう、やった。
進んでしまった、別々の道。
後悔はない。
ただ時折来る寂しさに、ついスマホをタップしていた。
しょうちゃん。
そう呼ぶと、変わらず優しい声で返事をしてくれたことにひどく安堵した。
彼は変わらない。
それがわかっていた自分に狡さを感じたけど、見ない振りをした。
会いたい。
電話越しにそう言ったら、彼は一瞬言葉を発するのを忘れたみたいに黙った。
わかってたよ。
もう、昔みたいやないって。
でもな、章ちゃんに会いたいと思ってん。
会って、顔見て話して他愛ない話の中、大丈夫やでぇってふにゃりと笑って言って欲しいだけ。
そんなん願って連絡した。
彼は相変わらず優しくて、俺を甘やかした。
それからまた俺から連絡して、── 大倉に阻まれた。
なんとも言えない尋常じゃない雰囲気により一層、章ちゃんに会いたくなった。
会って確かめたかった。
それから少しして連絡を入れてみたけど章ちゃんは捕まらず、
これは間違いなく大倉の仕業やとわかって、
久しぶりに来たテレビ局の裏口で章ちゃんを待ち伏せた。
19時過ぎ、仕事終わりのちょうどひとりでいた章ちゃんに近付いて、腕を掴んだ。
驚いて言葉を発する事も忘れた彼を引っ張って乗ってきていた車の助手席に押し込む。
章ちゃんはまったく現状がわかってなくて、だけど、
「 … 亮 っ」
俺のことは直ぐにわかってくれた事に安心して車を発進した。
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chugi(プロフ) - めろんぱんさん» さすがです、隊長っ！！本編がくらやす仕様なので明確にはしなかったでありますっ。敬礼！ (2021年9月12日 11時) (
レス) id: 85c1c2faaf (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - chugiさん» 見逃してました、すいません先生ッ… ！！けど、微妙に答えがあるようなないような… ！！！！！ (2021年9月12日 10時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - めろんぱんさん» 隊長！答えは無限大short 3のIf you went to a revolver にあります！ 宣伝か 笑 (2021年9月12日 10時) (レス) id: 85c1c2faaf (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - まさやちゃんなんてLINEしたんですか… (2021年9月12日 10時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - 華南さん» はい！お利口に待ちましょう笑 (2021年8月8日 22時) (レス) id: c442577276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chugi
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月16日 23時
