ガチ恋勢でもいいですか【東海オンエア】

#42 ページ42

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ーーー 数ヶ月後


私は長蛇の列に並んでいた。

久しぶりの、メンバー全員と交流イベ。

自分の順番が近づくにつれて、緊張が高まる。




順番がきて、メンバーの前に立つ。

て「あ、A」

虫「としみつ推しがきたぞーーー！！」

『きゃー高音いただいた！！嬉しい！！』



と「A」

大好きな人が、こっちを向いた。

『はぁぁ、大好きです』

と「知っとる」

かっこいい。世界でいちばんかっこいい。




ゆ「チケットとってあげたの？ずるくね？」

と「いや、あげるって言ったんだけど…」

『抽選勝ち取るのがファンの幸せだもん』

と「そんなん取らんでも毎日会えるがや」

としみつが笑う。

何回見ても、何百回でもときめく。




『あの、…ハグしてください』

て「いいよ、はい」

てつやが手を広げる。

と「お前じゃねーよ、ふざけんな」

としみつがてつやを軽く叩く。

と「…はい」

照れ臭そうに手を広げるとしくんの胸に、飛び込む。

し「交流で絶対ハグしてくれない、で有名なとしみつさんが！」

虫「としみつさんが！ハグしてるう！」

と「うるせー」

り「はーい、イチャイチャしないでくださーい」

としみつが私の耳元で言う。

と「あとでな」

『…うん』



これからもずっと、彼氏にガチ恋勢です。








【 end 】




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