ガチ恋勢でもいいですか【東海オンエア】

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渋るとしみつを説得して、Aに電話を掛けさせる。

と「あ、もしもし？」

嫌々電話するとしみつを見守る。

と「なんかさぁ、東海オンエアの奴らが、A呼べって」

と「うん。今。来れる？」

と「場所わかる？おっけー、じゃあ」

来れそうだ。としみつが電話を切った。

虫「家の場所わかるって？」

と「うん、駅から来るって」

て「さすがガチ勢」



しばらく待つと、インターホンが鳴った。

と「余計なこと言うなよ、まじで」

としみつが俺らに釘を刺して、エレベーターまでAを迎えに行った。




『おじゃましまーす…』

Aちゃんがリビングにそーっと顔を出した。

と「いーよ、入って」

『あ、うん』

リビングに足を踏み入れて、口に手を当てる。

『…本物っ』

てつやの家を見て、感動しているらしい。

うん、ファンの模範リアクションだね。

たしかにこれは。

好きな子にこの反応されたら、手出しづらいかも。

としみつにちょっと同情する。




てつやに促され、Aちゃんが椅子に座る。

メンバーも、なんとなく集まってきてテーブルを囲んで座る。

虫「あ、はじめまして、虫眼鏡です」

ゆ「楽屋で会ったけど。ゆめまるです」

し「しばゆーだ」

『あぁぁ、いつも観てます！大好きです！』

し「大好きだって」

いえーいって、しばゆーが隣に座るAちゃんに手を伸ばす。

と「おい、触んな」

としみつがAちゃんの手を引いて、しばゆーから遠ざけた。

し「ちぇ」





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