たまには ページ6
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『…え？なに、え？』
壱｢ご褒美だって言ってんだろ｣
家に帰ったら豪華な壱馬先輩手作りのご飯が待ってて
お腹いっぱいすぎて苦しくなるまで食べて
ゆっくりとお風呂に浸かって疲れを取った
壱馬先輩〜って甘えようかなって近づいたら
ん、とぶっきらぼうに渡された封筒のようなもの
ピラ、と中を覗くと何やらパンフレットのようなものと
旅行日程表という紙が入ってた
理解が追いつかないまま
ご褒美だと言われたパンフレットを見てみる
軽井沢に新しくできたリゾートホテル
温泉もプールもついてて
夜には噴水のショーとかもあるらしい
旅行日程表を見てみたら
12月の24〜25日にかけてホテルに泊まることが決定していた
『か…ずませんぱ…』
壱｢…頑張ってたし、たまにはクリスマスっぽいことしてもいいんじゃねぇかなって思っただけ｣
『全部…壱馬先輩が考えてくれたんですか？』
壱｢さすがにバイクじゃ行けねぇから新幹線使うけど。1か月前からしかチケット取れな…っ！？｣
うれしい感情振り切っちゃって
壱馬先輩に飛びついた
頑張ってるって認められたくて頑張ってた訳じゃないけど
そばでちゃんと見ててくれた人がいるってだけで
こんなに幸せになれる
増してやわたしのためにこんな素敵なデート考えてくれるなんて
『銀河一素敵な旦那様…』
壱｢やめろ、それ｣
猫のごとくスリスリと壱馬先輩に甘えまくってたら
ふっ…と鼻で笑う声が聞こえた
『…バカにした？』
壱｢してない｣
『ほんと？なんで笑ったんですか？』
壱｢いや、いいんかなーって思っただけ｣
『なにが？』
壱｢ん？キスせんでいいんかなーって、思っただけ｣
『…っ、』
柔らかく包み込むように微笑みながら言うの
わたしが溶けちゃってもおかしくないくらい甘い
そっと頬に手を添えれば
いつでもどうぞ、と言わんばかりの余裕な顔で見つめてくる
恥ずかしさは拭えないけど
ちゅ…と口づけたあと
舌で壱馬先輩の唇を舐めた
ゆっくり薄く開いた唇の間から舌をいれて
いつもの壱馬先輩を思い出しながら動かしてみる
溢れる、甘い吐息
感じる、甘い鼓動
壱｢…やっぱりまだまだだわ｣
グイ…！と引き寄せられて身動きができない
息が苦しくなるほどの深いキス
『もっと…』
壱｢…どうしよ｣
悩むフリなんてして
いじわるだけど、好きなの
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つぇる - お久しぶりです^ ^本当に1番大好きな作品がまた読めることとても嬉しいです。やめないでいただいた事本当に嬉しいです。大変だと思いますがどうかゆっくりれもんさんのペースで書き続けてほしいです>_<応援してます。この作品と出会わせてくれてありがとうございます。 (2022年1月30日 18時) (
レス) @page35 id: 48c076a30b (このIDを非表示/違反報告)
かずみほ - おはようございます。11/7日以来毎週土日の更新を楽しみにしてるんですが、少し悲しいです。早くお話の続きが読みたいです。 (2021年12月19日 10時) (レス) id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(??ω?? )(プロフ) - 主人公ちゃんの可愛さにメロメロ壱馬先輩ですね♡ (2021年10月10日 11時) (レス) @page48 id: e23f31558b (このIDを非表示/違反報告)
noona(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年9月12日 13時) (レス) id: 204a7d0311 (このIDを非表示/違反報告)
rii(プロフ) - ここ何日かで一気に読ませていただきました！壱馬の記憶がまた戻った所 昨夜読んでめちゃくちゃに泣いて今日目が凄く腫れてました笑 続きがほんとに楽しみです更新待ってます(^^) (2021年9月8日 19時) (レス) id: 22c06d6a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2020年8月10日 2時
