ポケット ページ11
壱馬side.
目が合って、怒られる と身構えるあほ
…別に怒んねぇよ
壱｢ご注文お決まりになりましたら、お声かけください｣
ユ｢ありがとうございます｣
何も言われなかったことが拍子抜けなのか
きょとん…と俺を見つめる
そう簡単に構ってもらえると思うなよ
こっちはバイト中なんだよ
それから注文とったのは陸さんで
料理運んだのは翔吾だった
Aが俺と話したそうにチラチラ見てるのが
嫌という程に伝わってくる
陸｢話してやれよ〜。そんな混んでないし｣
壱｢いいです｣
陸｢こっち来てオーラがすっごいよ。目からキラキラビーム出てるみたい笑｣
壱｢それは嫌という程感じてます…｣
かわいいね〜 って笑う陸さん
かわいい？あれの？どこが？
陸さん、めんどくさくなって死にますよ
…なんて、思ってないけど
ユウちゃんと笑いながら食べてるA見てたら
子どもは2人欲しいな、とか
Aに似たら全部丸っこくなるな、とか
養育費とかいくらかかるんだろう、とか
考え始めてる自分がいて
慌てて考えを打ち消した
まだ早い、絶対に
Aとこれから生きてくのに必要な金だって
全然自分じゃ貯めれてないのに
人の力に甘えて生きるのは嫌だから
たった一人愛した女は、俺が守っていきたいから
無意識にAに近づいて
Aの前で止まる
壱｢今日、遅いから先にご飯食ってて｣
『んっ、ぐ…っ』
壱｢…きたね、｣
『いきなり話しかけてくるからですよ…！壱馬先輩、ご飯お家で食べます？』
壱｢食べる｣
『作っておきますね！』
花がほころんだように
優しく柔らかく笑う
ご飯食うって言っただけ
ただそれだけなのに
触れそうになった手を抑えて
急ぎ足で厨房に入ってため息
力｢どうしたー、壱馬｣
壱｢…嫁にやられまくってます｣
力｢いい嫁さんだもんなぁ｣
子どももいいな、なんて何だかんだ思ったけど
俺はまだあいつと2人でいたい
まだ、お互いのことだけを考えてればいい環境にいたい
ごちそうさまでした！って帰り際
Aだけ たたたっ と俺のとこに走ってきて
バイト着のポケットに何かをいれた
『帰り、気をつけて帰ってきてくださいね』
壱｢…それ、俺が今お前に言う言葉じゃないの｣
『いいんです、そんなこと！壱馬先輩の無事がいちばんです』
帰ってからポケットを見たら
あいつが好きないちごみるくの飴と
がんばれ〜って小さな手紙が入ってた
.
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り - ページが見つからないって言われて次のやつ読めない、(´TωT｀) (2020年3月28日 14時) (
レス) id: d4221f5498 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - もう主人公ちゃんあざとい… (2020年2月27日 12時) (レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！ひやぁ〜波乱の予感ですね（；＿；）めちゃめちゃ楽しみです！主人公ちゃんも壱馬先輩も幸せに暮らせますように… (2020年2月25日 12時) (レス) id: 3116574168 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 配信が嬉しくて最近はあえてすぐ読まず、夜ベッドに入ってからゆっくり読むand読み返すのがお気に入りです。この後の壱馬くんsideがどきどきですね！これからの展開も楽しみですが、壱馬くんのドキドキハラハラ想い溢れる気持ちのupdownが何より楽しみです笑 (2020年2月25日 7時) (レス) id: e86582641b (このIDを非表示/違反報告)
蟻ちゃん(プロフ) - ひゃ〜！波乱の予感です！更新ありがとうございます！ (2020年2月24日 3時) (レス) id: 514b8c34c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年11月10日 18時
