恋 ページ24
壱馬side.
Aとのトーク画面を開いて
既読になってないことに対して舌打ちする
なんで読まねぇの？
あいつ講義終わってるはずだろ
今日は珍しく大学終わりに2人して何もないから
Aの行きたいとこ連れてってやろうと思ってたのに
時間なくなんじゃねぇか
大学内のカフェの前
電話をかけようとしたその時
ふわふわの髪したちっこい後ろ姿が目の端に映った
…いた
つーか、なんで日向といんの？
スマホをしまって後ろから近づく
日向はすぐにこっちに気づいたけど
わざと口に人差し指を当てて
黙ってるように目で伝えた
お、隣に女いんじゃん
日向の女か
どうでもいいけど、と思いながら
Aの目を後ろから両手で隠す
『ぅわっ…！？』
相変わらずぶさいくな声、笑
笑いをこらえてたら
日向の横の女がびっくりして俺を見てた
『壱馬先輩ですか、？』
壱｢なんでわかんの｣
『手が壱馬先輩だった…』
壱｢手？やば。てか、連絡してんだから気づけよ｣
『え！？全然見てなかった…！』
Aがスマホを確認してる間
日向と女はコソコソ話してる
聞き耳立てたら
結婚、って言葉聞こえてきて
あー、この女はたぶん初めて知ったんだって気づいた
壱｢日向｣
涼｢はいっ！｣
壱｢こいつもらってっていい？｣
涼｢ももも、もちろんです！｣
飛｢涼、暇になる？遊び行こ！｣
涼｢俺、今日は部活ある｣
飛｢え〜っ、いつも部活じゃん｣
涼｢部活までの時間なら暇だよ｣
飛｢ほんとっ？｣
へぇ〜…
なんだ、そういうことか
そしたら早く退散してやんないと
壱｢早く準備しろ｣
『帰りますか？』
壱｢帰るけど、なんか行きたいとこねぇの｣
『え〜っと、あっ、わたしの好きなキャラクターの新しいクレーンゲームができたんです！』
壱｢またあの変なの家に増えんのかよ｣
『かわいいじゃないですか』
じゃ、と日向に声をかけてその場を離れた
仕方ねぇからゲーセンに向かってる途中に
日向と女の話をする
壱｢お前、気遣えよ｣
『なにがです？』
壱｢あの女、日向のことどう見ても好きだったじゃん｣
『うそぉ！？』
壱｢どこまでも鈍い奴だな…｣
『悪いことしたな…。でももう今覚えました！』
そっかぁ、いいなぁ、恋かぁ
ってやけににこにこしながら呟いてる
その横顔がやけに愛おしくて
そっぽ向きながら手を繋いだ
.
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みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、！かっこよすぎる（ ; ; ） (2019年11月15日 1時) (
レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます（ ; ; ）移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます（ ; ; ）れもんさんのお話、本当に大好きです！！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです！ (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ！！やばいですほんと！！なんですか壱馬先輩！！はぁー泣ける！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年9月14日 17時
