何かの縁 ページ19
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『日向さーん…』
2限が終わっても日向さんは魂が抜けたように一点を見つめていた
だ、大丈夫なのかな…
片付けをしながら
日向さんのことを気にかけてたら
壱馬先輩から電話がかかってきた
『もしもし、今終わりました！』
壱｢俺も終わった。先に食堂いる｣
『はい！すぐ行きますね』
壱｢うざいの2人着いてくるわ｣
『吉野先輩と岩谷先輩ですか？もう、うざいのって失礼ですよ』
涼｢！？｣
『っ、！？』
壱｢A？｣
『あっ、なんでもないです！急いで行きますね』
壱｢転ぶなよ。じゃあ、後で｣
電話を切って
恐る恐る日向さんを見る
さっき吉野先輩たちの名前出したら
わかりやすく体が大きく反応したからびっくりしてしまった
目が合った
子どものようにきらきらした目
涼｢今のお電話…川村壱馬さんですか…？｣
『あ、そ、そう…でございます…』
涼｢今から…会う感じですか…？｣
『そうでございます…』
涼｢一目でいいので川村壱馬さんを拝んでもよろしいですか！？｣
急に立ち上がってわたしの両手を握った
驚いて振り払おうとしたけど
力が強くて無理だった
ちょっとだけこわくて
思わず首を縦に振ってしまう
涼｢まっ…じで！？やったぁ！！ありがとう、熊城ささん！！｣
作り笑顔を返すしかできずに
るんるんな日向さんと食堂に向かった
広めの食堂
壱馬先輩とお昼を食べる時は必ず場所が決まってる
既に大学内でも有名な人たちだから
その席は暗黙の了解で空けられてる
今日もそこに先輩たちはいた
日向さんの説明、嫌だなぁ…と重い気持ちのまま
先輩たちに近づく
北｢あ、きゅまちゃん来た！…って、誰？｣
翔｢きゅまちゃんが男連れて来よった…｣
『か、勘違いしないでください…！』
涼｢はっ、初めまして！｣
日向さんはわたしより前に出て
壱馬先輩たちに深くお辞儀をした
吉野先輩と岩谷先輩は口を開けてその様子を見てる
肝心の壱馬先輩は日向さんにかぶって見えなかった
涼｢1年の日向涼といいます！入学してすぐに御三方を見て、すごいかっこいいなってずっと憧れてました…！熊城さんと同じ学科なんですけど、川村壱馬さんと仲良しだって聞いて、何かの縁かもしれないと思いまして…！恐縮ながら話しかけさせて頂きましたぁ！｣
か、壱馬先輩の様子は…どうでしょう…か、
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みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、！かっこよすぎる（ ; ; ） (2019年11月15日 1時) (
レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます（ ; ; ）移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます（ ; ; ）れもんさんのお話、本当に大好きです！！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです！ (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ！！やばいですほんと！！なんですか壱馬先輩！！はぁー泣ける！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年9月14日 17時
