甘いキス ページ16
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やっぱり壱馬先輩を怒らせてしまった、
頭からシャワーを浴びて
流れてきそうになる涙を堪えた
確かに日向さん、話してくる距離は近かった
でも、どこかでまだ男の人を信用できない部分がある
いろいろなことがあったから
男の人と2人になるの、抵抗がある
壱馬先輩はもちろん大丈夫
吉野先輩とか岩谷先輩、樹くんも大丈夫
だけど、慎くんとか壱馬先輩のバイト先の方とかは
誰かが周りにいないとこわいの
大学だったから日向さんはまだ大丈夫だったけど
あんまり近い距離で話されるのは嫌
どうしても、壱馬先輩の温もりを求めてしまう
なのになぁ、
壱馬先輩に怒られるのはへこんじゃうよ…
髪の毛を乾かし、沈む気持ちのままリビングに戻った
壱馬先輩、？と声をかけるも、返事はない
そーっと見てみたら
ソファで座ったまま、うたた寝をしてた
『バイト忙しそうだったもんね…』
寝かせてあげたい気持ちもあるけど
明日も大学がある
確か壱馬先輩、1限だったはず
お風呂入んないとだよね
心を鬼にして
壱馬先輩の肩を揺する
『壱馬せんぱーい…、起きてください。お風呂入んないと…』
壱｢んぅ……、ん…｣
眉を潜めてからゆっくり目が開く
眠そう、かわいい…
きゅうぅぅ、と胸が締まる
だけど、奥さんとしてちゃんとしなければ…！
『明日、1限だからお風呂入ってきてくだ…っ、』
壱｢…Aのにおいだ｣
少し舌っ足らずな話し方
首に手を回されてそのまま横に倒れ込む
狭いスペースに ぎゅ、 と身を寄せ合う
甘えるかのように首元に顔を寄せ
くんくん、と匂いを確かめられる
…くすぐったい
壱｢A…｣
掠れた甘い声で名前を呼ばれたら
壱馬先輩の愛に絡まってしまう
首筋にキスされて
思わず壱馬先輩の頭を抱きしめる
わたしを見上げてきた壱馬先輩は
下から唇を重ね合わせてきた
甘美な音が耳を刺激する度に身体が震える
頭がぼぅっ…としだした時に、唇は離れた
壱｢やっぱさ、｣
壱馬先輩は小さくそう言うと
わたしの左手を2人の顔の間に持ってきた
そのまま薬指の指輪に軽いキス
壱｢結婚してる、って言えよ｣
『え？めんどくさいから言うなって…』
壱｢…めんどくさくなってもいいから、言って｣
言っても、いいんだ
指輪を見つめてうれしくなってたら
壱馬先輩が薬指を甘噛みしてきた
『っ…、』
壱｢…俺いんのにどこ見てんの？｣
また、甘いキス
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みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、！かっこよすぎる（ ; ; ） (2019年11月15日 1時) (
レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます（ ; ; ）移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます（ ; ; ）れもんさんのお話、本当に大好きです！！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです！ (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ！！やばいですほんと！！なんですか壱馬先輩！！はぁー泣ける！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年9月14日 17時
