日向さん ページ12
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日向さんもどうやら教師を目指してるみたいで
わたしととってる科目がほとんど同じだった
だから知り合って間もないのに
今日ずっと2人でいた
いたっていうか…ついてきてた…っていうか、
壱馬先輩に言われてるのに
俺以外の男と2人になるな、って
日向さんのこと話したら、2人でいたのバレちゃう
でも何もなかったし、壱馬先輩が憧れだって話したら
機嫌よくなるかな
最後の授業が終わってスマホを見たら
壱馬先輩から連絡がきてた
終わったら来い って
すっかりバイト先の人とも仲良くなっちゃった
壱馬先輩のおかげ
急いでペンケースとファイルをしまって
講義室を出ようとしたら
ちょっと！って日向さんに腕を掴まれた
壱馬先輩じゃない男の人の手
知らない感覚にこわくなって
思いっきり腕を振り払ってしまった
涼｢あ、ごめん…。びっくりさせちゃった｣
『う、うん…』
涼｢帰るの？｣
『帰る、よ』
涼｢俺も行くから一緒に行こ！｣
『え！？』
わたしの話も聞かずにずんずん歩き出す
先を行って、わたしが来てないのを振り返って確認して
おいでおいでって手招き
一緒に行こ、って…どこに？
わたし壱馬先輩のとこ行くんだよ
そんなこと行ったら 着いていきたい！ って言うかな
それは壱馬先輩が迷惑がる…
『あの、日向さん』
涼｢涼でいいってば〜｣
『りょ、涼…さん。わたし、帰り寄るとこがあって』
涼｢うん、俺も部活ー｣
『ぶ、部活？』
涼｢そう！バレーやってんだ！リベロってやつ｣
あんまり詳しくないけど
確か攻撃しない人
守り神だって聞いたことがある
『そうなんだ。頑張ってね』
涼｢おう！でも、まだちょっと時間あるから熊城さんのこと見送るわ｣
『い、いいよ』
涼｢え〜、だって熊城さん。なんかちびっこくて危なっかしいんだもん｣
そう言うと
まるで太陽のように明るい笑顔を見せた
『…ちびっこくない』
涼｢ちびっこいって。身長いくつ？｣
『教えない！日向さんだってちびっこいくせに！』
涼｢おい、気にしてんだぞ！！しかも、また日向さんに戻った！！｣
『名前なんて呼んでやんない』
涼｢なんだよ、コンプレックスだったのかよ〜。ごめんって〜笑｣
壱馬先輩にちびって言われるのは許せるのに
なんで日向さんはちょっとむかってしちゃうんだろう
…あぁ、もう、早く壱馬先輩に会いたくなったよ
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みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、！かっこよすぎる（ ; ; ） (2019年11月15日 1時) (
レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます（ ; ; ）移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます（ ; ; ）れもんさんのお話、本当に大好きです！！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです！ (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ！！やばいですほんと！！なんですか壱馬先輩！！はぁー泣ける！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年9月14日 17時
