温泉 ページ22
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ほんとに…ほんとにどうしよう
目の前にある扉開けたらほっくんがいるの
さっき食べたお夕飯
きっとすごくすごく美味しいはずなのに
緊張しすぎてどんな味だったか覚えてない
おまけにほっくんとどんな話したかも覚えてない
一緒に入ることを提案した時
これ以上ないくらいに頬を真っ赤に染めて
ちっちゃい声で 入る… と呟いたほっくん
酔っ払った時でもあんなにほっぺ赤くならないよ
タオル持ってるし、近づかなければ何も恥ずかしくない
あんなに喜んでるとこ見たら今更入れないとは言えない
意を決して扉を開けた
細目で中を確認したら
こっちに背を向けて空を眺めてるほっくんが見えた
…わたしが入りづらいと思って
わざとあっち向いてくれてるのかな
いつも、どんな時でもほっくんの小さな優しさを感じる
幼なじみでいた時より
男の人として意識するようになってからの方がずっと
ほっくんに毎日守られてたことを知った
北｢予約して正解だった｣
『…え？』
北｢星、めっちゃ綺麗｣
そう言われて同じように夜空を見上げる
きらきらと宝石みたいに輝く星
とっても、綺麗
綺麗なのに
目の前にあるほっくんの姿の方が輝いて見えるの
どうしたんだろう、あれ、大変かも
胸が、苦しい
北｢ねぇ、今突っ立ってるでしょ｣
『あ…、』
北｢体冷えちゃうよ。洗って早くおいで〜｣
ほんとに1回もこっち見ない
…樹くんだったら、わたしが困るのわかって
いじわるしてきそうだな
頭と体を洗い終わって
お湯に足をつけた
ほっくんの隣、行くべき？
その場で悩んでたら
ほっくんがわたしを呼んだ
北｢ねぇ、おれのぼせちゃうー笑｣
『あっ、ごめん…！』
北｢目つぶってるからさ、おれの前来て｣
『わかった、』
そー…っと近づいてみたら
ちゃんと目閉じてくれてる
顔見るの恥ずかしくなってちょっと下向いたら
程よく鍛えられた体が見えて
もっとだめだ！って慌てて目を逸らした
『来たよ』
北｢目開けていい？｣
『うん』
北｢開けた｣
『ふふ、開けた報告ありがとう』
北｢やばいな、今おれAと温泉入ってる｣
『そ、だね』
北｢叫びそう。うれしいよーって｣
『迷惑だよ』
北｢だってまじでうれしい。どうやったらこのうれしさ伝わるの？｣
少し上ずった声
それだけで伝わってるよ、ってことは
照れくさくて言えなかった
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めんま(プロフ) - この作品に出会うことができてよかったです！これからも作者さんのこと応援してます！！また何度も読み返しにきます！樹くんファンとしてはラストも嬉しかったです笑こんなに心動かされる素敵な作品に出会えて私は幸せです！更新いつもたのしみでした！ (2019年10月22日 0時) (
レス) id: a05b52eb06 (このIDを非表示/違反報告)
めんま(プロフ) - お疲れ様でした！！ほんとに素敵なお話をありがとございました。1番大好きな作品です。1話1話がとっても泣けました。苦しくて切なくてでも甘くてこんなに素敵な感動できる作品を作ってくれてありがとうございました。大好きです！ (2019年10月22日 0時) (レス) id: a05b52eb06 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - 連載お疲れ様でした！私は北ちゃんファンなので、北ちゃんsideを見ると、きゅぅっと胸が締め付けられる感じがありました。でも、北ちゃんは北ちゃんだなぁって思うこともあり、樹くんは樹くんだなぁと思いました。なかなか話がまとまらない…とりあえず新作も読みます！ (2019年10月20日 23時) (レス) id: 9fd9170aaa (このIDを非表示/違反報告)
名無し56965号(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後までドキドキしながら読ませていただきました！欲を言えば、樹くんと過ごすクリスマスも読みたいです、、、 (2019年10月20日 16時) (レス) id: a224838c7b (このIDを非表示/違反報告)
ほくちゃん(プロフ) - あーもぅだったらほくちゃんは私がもらう！！(笑)って思っちゃいました！(笑)ほくちゃんと結ばれてほしかったけど最後のほくちゃんがほくちゃんぽくて結果よかったです( ^ω^ )本当に更新されるのがこんなに楽しみだと思える作品に出会えてよかった！お疲れ様でした！！ (2019年10月20日 7時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年8月17日 0時
