わんちゃん ページ7
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う〜…っ、どうしよ
壱馬先輩にわたしの下着がバレるのは時間の問題
あっ、でもあの下着は
壱馬先輩にまだ見られてないやつ？
バレないかも！？
って、そこじゃなくて！
バレなかったとしても嫌すぎる
この格好だから壱馬先輩の前に出れないし、
うわ〜ん…、たすけて〜…っ
壱｢お前〜、何持ってんだ〜？｣
わんちゃん大好き壱馬先輩が
かわいい話し方でわんちゃんと戯れてる
や、やめて
それに触んないで…！
壱｢あれ…、これって、｣
ぎゃあぁぁ〜……！！！
もう最悪だ、壱馬先輩の前に顔出せない
相変わらず懐いたように
きゃんきゃん鳴くわんちゃんと
黙り込む壱馬先輩
な、なにしてるのかな…
もうこわくて角から顔出せないよ
翔｢きゅまちゃん？何して…え、｣
『いっ…！』
そこに何も知らない岩谷先輩が通りかかり
わたしの様子と姿を見て驚く
岩谷先輩は一緒にプールに行った仲だから
見られるのは別に構わないんだけど…！
さすがにわたしの下着取り返してくださいとは頼めず
バレないように しー！ と口元に手をやり
手招きする
近づいてきた岩谷先輩が
しーって言ってるのに全然ボリュームを下げずに…
翔｢こんな格好で何やってん！夏やけど冷えたら風邪引くで｣
『ちょ…っ』
こ、声大きいんだってば〜…！
焦ったわたしは思わず
岩谷先輩の口を手で覆った
それに驚いた岩谷先輩が体を仰け反らせるから
ありったけの力で引き寄せる
そしたら岩谷先輩が前に倒れてきて
わたしに全体重がかかる
支え切れなくなって後ろに倒れてしまった
岩谷先輩が咄嗟に頭は守ってくれたらしく
痛いのはお尻だけだった
翔｢ちょ…っ、ほんま何やってん！｣
壱｢翔吾…？｣
翔｢あっ、壱馬！ちょっときゅまちゃんの様子変なんやけど！｣
壱｢いや…お前ら何してんの？｣
翔｢え？｣
わたしは床に寝そべってて
岩谷先輩が上にいる
つまり…傍から見たら
わたしが岩谷先輩に押し倒されてるように見えるはず
翔｢あぁ…、これもきゅまちゃんが変なことするからバランス崩して…｣
壱｢…おい、クマ女。お前…どんだけ俺のこと怒らせたら気が済むんだよ｣
『あ、の…』
壱｢その格好も今の状況も、これも。意味わかんねぇ、何なの？｣
手にはわたしの下着
バレてた…
わたしが、好きでやったんじゃないのに…
そう思ったら
ぶわっと涙が溢れてきた
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北人すきぴ - 更新まってました！！！ (2019年9月9日 18時) (
レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
Ari - 最高ー！！！ (2019年9月9日 8時) (レス) id: 951d2b0c9b (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - 楽しみに待ってました。更新ありがとうございます。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: c3b198d50f (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - 先週更新なくて落ち込んでたら今日やったと！！待ってましたよ〜！！先週しなかったから今日大量に…とかないですよね笑笑 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 702b4d3b89 (このIDを非表示/違反報告)
くるくる - あぁぁぁぁぁ！！！ 大好き。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0cf3778fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年7月14日 21時
