検索窓
今日:35 hit、昨日:99 hit、合計:1,208,265 hit

原因 ページ33

壱馬side.



ユウちゃんに話聞いてみたけど
俺といることが嫌になった感じは少しもなかったと言う

だけど前から自分のことを多く語る性格じゃなくて
特に誰かに迷惑とか心配をかけることに関しては
無駄に嘘つくのがうまかったって

いつでも明るくて笑顔だったし
暗い時は俺関係のことで悩んでる時だったから
分かりやすかったんだけど
今回のことは本当に何も分からないって

じゃあ、何なの?
やっぱり家庭が関係してんのか

そう思って翔吾に頼んで
いろいろ調べてもらったけど
有益な情報は何にもなくて

そしたらもう、直接行くしかねぇんじゃね?って

久しぶりに来たAの家
時間が合った翔吾と2人で玄関の前に立ち
インターホンを鳴らした






翔「きゅまちゃん、まだ体調悪いんかな…」


壱「学校休んでんだから悪いんだろ」


翔「だとしたら絶対家おるよな」


壱「…家がおかしくなかったらな」


翔「ほんまに心配やねんけど。また変なことに巻き込まれ…」






翔吾が言い終える前に
家の中から鈍い何かがぶつかる音がした






壱「…っ、A!?」






インターホンを連続で鳴らす

いんのか?
出て来いよ、
俺、お前のこと助けたいんだよ
助けられっぱなしじゃだせぇだろ

だから早く、出て来いよ、!


翔吾が痺れを切らして玄関のドアを叩いた時だった
鍵が開く音がしてゆっくりドアが開いた

顔を覗かせたのはAじゃなくて
ガラの悪い中年の男だった






壱「…誰だ、てめぇ」


剛「口の聞き方がなってねぇ餓鬼だなぁ、おい。川村壱馬…先輩?」


壱「っ…!? おい、Aは…!」






思わず手が出そうになる俺を翔吾が止めた
男は不気味に笑みを浮かべながら俺をただ見つめる






剛「だぁいじょうぶだって。Aちゃんもちゃんとかわいがってやるから」


壱「どういう意味だよ、」


剛「…そのまんま」






コン、と小さな音がした
2階だ
Aの部屋がある2階

ここからじゃ見えないけど
Aな気がした

2階に、いる






壱「A!お前、勝手なことばっかしやがってただで済むと思ってんじゃねぇぞ!!」


剛「ぎゃーぎゃーうっせぇなぁ…。二度と顔見せんな、ゴミが」


翔「壱馬、1回待っ…」






何があったか知らねぇけど
こんなのに負けるお前じゃないだろ

男は舌打ちをすると
俺の腹に蹴りを入れてドアを閉めた






翔「壱馬、!」


壱「…避けた、平気」






この男が…原因か…、?




.

いつになったら→←インターホン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (639 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2634人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

北人すきぴ - 更新まってました!!! (2019年9月9日 18時) (レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
Ari - 最高ー!!! (2019年9月9日 8時) (レス) id: 951d2b0c9b (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - 楽しみに待ってました。更新ありがとうございます。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: c3b198d50f (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - 先週更新なくて落ち込んでたら今日やったと!!待ってましたよ〜!!先週しなかったから今日大量に…とかないですよね笑笑 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 702b4d3b89 (このIDを非表示/違反報告)
くるくる - あぁぁぁぁぁ!!! 大好き。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0cf3778fb3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:れもん | 作成日時:2019年7月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。