水着 ページ4
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オーナーさんからの頼みは断れないらしく
力矢さんにもお願いされてしまった
壱馬先輩に事情を説明して
オーナーさんの奥さんが経営してる水着専門店に来た
歩いてすぐだったけど
壱馬先輩は話をした時から
とーーーっても不機嫌
なんだろう…
なんかしたかな…
＊｢あなたがAちゃん？｣
『あ、はいっ…！きゅま…、くまっ、しろ…Aと申し、』
＊｢かっんわいい〜！！！｣
『ぐぇっ…！』
見た目もアウトドア大好きパーリーピーポーみたいな感じだけど
性格もどうやらそのようだ
かわいいかわいいと
いろんな所を撫でくり回され
苦しいほどのハグ
＊｢似合いそうな新作がたっくさんあるわ！全部試着しましょ！｣
壱｢…さっさと決めたいんすけど｣
＊｢あら…、どなたかしら。この目つきの悪い彼は｣
『あ…、川村壱馬さんです。わたしと同じで海の家のお手伝いに…』
＊｢ふぅん…。まぁ、いいわ！早速行きましょ！｣
壱馬先輩を見てた顔とは全く違うにこにこした顔で
わたしの腕を引いた
壱馬先輩よりわたしだなんて変な人…！
それから
あれよあれよ、と水着を渡され
全部写真に収められる
は、恥ずかしいんですけど…
着すぎて何がかわいいとか覚えてないし
何より疲れた…
壱｢おい、お客さん来てる｣
＊｢え？｣
壱｢待ってんぞ｣
＊｢ほんとだわ。Aちゃん、ちょっと待っててね！｣
いらっしゃいませ〜！とお客さんの方に駆け寄っていった
はぁ…一気に力抜ける…
壱｢…着せ替え人形みたいだったな｣
『パワフルですよね…。わたしも何が何だか…』
この海の家で着るだけの水着なんて
正直な所、なんでもいい
着せられたの全部ビキニだけど
お腹出すの嫌だし
ワンピースみたいなのでいいのにな…
試着室で へた… と座り込むわたしを数秒見つめて
近づいてきた壱馬先輩
なんだろう、と思ってたら靴を脱いで試着室に来て
シャッ！とカーテンを閉めた
座り込むわたしの前にしゃがむ壱馬先輩
壱｢…ほんとに着んの？｣
『え？あぁ…、力矢さんにも頼まれちゃったし、』
壱｢…嫌なんだけど｣
『…嫌？』
もしかして、寸胴な奴が彼女だと思われるのを嫌がって…？
そ、それは申し訳なさすぎる
今すぐこの水着を脱ぎ去りたい
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北人すきぴ - 更新まってました！！！ (2019年9月9日 18時) (
レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
Ari - 最高ー！！！ (2019年9月9日 8時) (レス) id: 951d2b0c9b (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - 楽しみに待ってました。更新ありがとうございます。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: c3b198d50f (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - 先週更新なくて落ち込んでたら今日やったと！！待ってましたよ〜！！先週しなかったから今日大量に…とかないですよね笑笑 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 702b4d3b89 (このIDを非表示/違反報告)
くるくる - あぁぁぁぁぁ！！！ 大好き。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0cf3778fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年7月14日 21時
