看板娘 ページ14
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力「きゅま…ちゃん?」
『あ…おはようございまーす…』
健「え〜っ!何この負のオーラ!頭からキノコ生えそうだよ」
浦「…やっぱり壱馬さんと何かあっ、」
壱「なんもねぇから。もう仕事行きます?」
…壱馬先輩が、遠い
近くにいられるだけ感謝しないと、って思ったのに
現実はそんな簡単じゃなくて
ちょっと怒ってるし
もう、壱馬先輩の機嫌悪くなるポイントがわからなすぎる…
陸「おっはよー!」
『青山さん…おはようござ、』
陸「えっ、具合悪い?大丈夫?」
大丈夫です、って答えようとした時には
青山さんの手はわたしのおでこに当てられた
…壱馬先輩の手はひんやりしてるんだけどな
青山さんの手はあったかいんだ
陸「熱はないなー。熱中症とか気をつけてね?」
『あは…、あっ、これ昨日お返しできなくてごめんなさい』
陸「あぁ、パーカー?これ今日着てなよ」
『え?』
陸「水着、着なきゃなんでしょ?サイズでかいから見えなくなるでしょ。その方が壱馬も嬉しいんじゃない?」
『そうかな、』
陸「うん!頑張ろうねっ」
きらっきらだぁ…
青山さんの余りにも眩しい笑顔に魅入ってしまう
壱馬先輩とも吉野先輩、岩谷先輩とも違う…
惹き込まれる笑顔だ…
壱「おい」
『はいっ、』
壱「ぼーっとしてんじゃねぇ。行くぞ」
不機嫌です、って顔に書いてある壱馬先輩に呼ばれて
慌ててあとを追いかける
更衣室で着替えて
青山さんに借りたパーカーを上から羽織る
…これ前閉めたらほんとに見えない
青山さんおっきいんだな
壱馬先輩もおっきいけど
体格が青山さんの方が断然大きい
半袖だからまくることもないし
うん、働きやすそう
開店前に仕事内容の最終チェックをして
いざ開店
わたしはホールを任された
看板娘になって、って
こんなん容姿じゃむりです、って断ったんだけど
オーナーもオーナーの奥さんも
大丈夫!ってすごい勢いで言ってきたから
流れでホールになってしまった
基本的にローテーションはバイトの時と同じらしい
たまに厨房に回されるかもだけど、って
だから壱馬先輩もホール
水着、かっこいいなぁ…
白黒の柄シャツ着てるのが逆にちょっと色っぽい
こう、隠れてるのに隠れてない感じ…?
話しかけたい、でも、お仕事だし…我慢しなきゃ
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北人すきぴ - 更新まってました!!! (2019年9月9日 18時) (レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
Ari - 最高ー!!! (2019年9月9日 8時) (レス) id: 951d2b0c9b (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - 楽しみに待ってました。更新ありがとうございます。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: c3b198d50f (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - 先週更新なくて落ち込んでたら今日やったと!!待ってましたよ〜!!先週しなかったから今日大量に…とかないですよね笑笑 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 702b4d3b89 (このIDを非表示/違反報告)
くるくる - あぁぁぁぁぁ!!! 大好き。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0cf3778fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん | 作成日時:2019年7月14日 21時