電話 ページ1
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日曜日、昼
家にいるのはもったいないくらいの晴天で
ベランダから射し込む太陽の光が気持ちいい
お腹空いた、という樹くんに簡単なご飯を作って
お腹いっぱいになったら 眠い、
と言う樹くんはソファでお昼寝
綺麗な寝顔を見ながら
つんつん、と軽く頬をつつく
『…どっちが猫みたいよ』
自由気ままで、甘え上手
自分がかわいがられるのをわかってて
あざとく振る舞う
…好きになってもいい人だったのかな
樹くんはわたしのこと好き…なんだろうけど
好きの先って付き合うってこと、？
でも言われてないし…
言われる前にそういうこと許しちゃったわけで…
こ、これは…俗に言うセ、セ…フ…ッ！？
『やらかした…』
全部初めてなのに
樹くんが甘すぎるから
完全に飲まれた
…樹くんのせいにしちゃいけない
逃げようと思えば逃げられた
勝手に樹くんという枷に絡まったのはわたし
今ならまだ…戻れる？
言葉がないと、不安になる
行動が大事ってよく聞くけど
言葉が伴ってないと確信することなんてできないんだ
そう考えると
何も隠さず真っ直ぐにぶつけてきてくれるほっくんは
安心できる存在だなぁって思う
ほっくんに…なんて言えばいいんだろう
元々ほっくんの両親とと夜ご飯を食べる予定があったから
どうしてもほっくんに会わなきゃいけない
何だかほっくんに言う後ろめたさを感じていたら
タイミングを見計らったかのようなほっくんからの電話
樹くんを起こさないように離れて
玄関で電話に出た
北｢もしもしー？ちょっと早いんだけど、今から出れる？｣
『あー…、うん。ちょっと準備しなきゃだけど』
北｢大丈夫。親が早くAに会いたいってうるさくて。俺らもまだホテルなんだけど、また後でどこ集合にするか連絡する｣
『わかった』
北｢…A？｣
『うん？』
北｢…ううん、なんでもない。また後で｣
『うん、また後でね』
電話が切れる無機質な音
その音が何故かほっくんに責められてる気がして
力なく携帯を耳から離した
樹｢…だれ？｣
『わっ…、！』
後ろから する… と伸びてきた腕
急に抱きしめられて心音が大きくなる
まだ眠そうな声
起こしちゃったかな、
でも…ほっくんの話、しちゃいけないんだよね
『これから…予定があって』
樹｢…もう行かなきゃ？｣
『うん。準備したいし』
樹｢じゃあ…｣
器用に顎を掴み、甘えるようにキスをした
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ゆい(プロフ) - きゃー(≧∀≦)続きが気になる終わり方ですね！気になって眠れない(//∇//) (2019年7月30日 0時) (
レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
みゅらこ(プロフ) - お願いだからほっくんがんばれ〜！って毎日思ってます、ほっくんと結ばれますように^_^！！ (2019年7月29日 2時) (レス) id: 50dac2506b (このIDを非表示/違反報告)
@kn(プロフ) - えっ、え、え？！いっちゃんどうなっちゃうの…先が気になりすぎます(>_<;) (2019年7月29日 1時) (レス) id: 7eb5888ca7 (このIDを非表示/違反報告)
マダムムラサキ(プロフ) - コメント見てたら、ちょっと書くのに気が引けたんですけど…実は隠れ樹ファンで笑。もうなんかこの最後のシーンで涙出そうになりました。これからどうなるんかも全然分からないんですけど、なんだか辛い結末が待ってそうで…樹くん…頑張って欲しいです。 (2019年7月29日 0時) (レス) id: 18a8c959c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら(プロフ) - 北人くんまだまだほんとに出番少ない！北人くんの本気みせてほしい！！がんばって！！！！！ (2019年7月29日 0時) (レス) id: 2a1bcd5b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年7月14日 17時
