角砂糖に溶ける夢【北×樹】 (ページ24)

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気まずいページ24

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会議室に入って
近くに誰もいないことを確認して
玲於さんと向き合う

玲｢どうしたの？｣

『玲於さんにお願いが…』

昨日のことを全部話して
樹くんに鍵と手紙を渡してほしいとお願いした

そしたらなるほどね… って呟いて
わたしから鍵を受け取った

玲｢ほくちゃんには言った？｣

『今日の朝怒られてきました…』

玲｢そっか笑昨日一晩中探してたらしいから。ちゃんと謝ってお礼言いなよ｣

『ひと、ばん…じゅう？』

玲｢そう。俺も途中まで一緒に探してたんだけどさ。ほくちゃん、誰かからの連絡？見て、あとはひとりで探しますって｣

『そんな、』

玲｢ほんと、Aちゃんが思ってる以上にAちゃん命なんだから連絡はちゃんとしてあげな？｣

『すいません…』

玲｢樹のは責任持って渡しとく｣

『…ありがとうございます。あの、玲於さん…』

玲｢ん？｣

『ほっくん、樹くんに当たり強くなったりしてないですか…？』

玲｢ん～、特に。さすがに仕事に私情挟んできたら俺が怒るから笑｣

『そうですか、！よかった…、ありがとうございます』

玲｢ん。じゃあ、俺戻るね｣

『はい、お時間取ってすいませんでした』

玲｢大丈夫大丈夫。ほら、見て｣

そう言って、玲於さんは誰かとのトーク画面を見せてきた

その相手はほっくんで

ほくちゃん玲於さん、どこ行ったんですか!樹がお腹すいたってうるさいです

と3分前に送られてきていた

玲｢今日も仲良しこよしだから｣

『…よかったです』

玲｢まぁ、樹と仲良くするなとは言わないけどさ。ほくちゃんのことも構ってやって笑｣

『…かまちょですもんね』

玲｢相当なね｣

玲於さんと別れて、1階に戻った
心配してたのがなくなって
何だか一気にお腹がすいてきた

でも、今日も先にお昼もらっちゃったから…
パンでも買って早めに済ませよう

そう思って食堂に急ぐ
食堂の隣にパンを売ってる場所があるから
売り切れてないといいけど、

…あっ、大丈夫だ
まだけっこうある

北｢A！｣

『ほっくん…』

北｢おれら、今日食堂で食べるんだけど。昼これからなら一緒に食べよ？｣

『えっと…』

言葉を濁らせ
苦笑いする玲於さん、相変わらず無表情な樹くんと順に目が合う

北｢A？｣

『…ごめん、凪さん待たせてるから今日はパンで済ませる！』

さすがに昨日の今日で
一緒にご飯は気まずいよ…

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