一緒にご飯 ページ8
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壱馬先輩の後ろは居心地が良くて
運転してるのが壱馬先輩っていうので安心できて
流れる景色を見る余裕もあった
ほっぺを壱馬先輩の背中にくっつけて
このまま一緒にいたいなぁ、って思いながら乗ってた
だから止まってしまった時は心底がっかり
『あっという間についちゃった、』
壱｢なにそのブサイクな顔｣
『元々こんな顔です』
壱｢嘘つくなよ、大福みてーなほっぺがもっと膨らんでる｣
壱馬先輩とバイバイするのが嫌で拗ねてるのに
楽しそうに笑ってる
わたしも早く大学に行きたいよ、
最後に恥を忍んで壱馬先輩に抱きつこうとしたら
壱馬先輩を見つけた在校生が声を出してしまった
そのことがきっかけで
校門には壱馬先輩ファンが集まってくる
壱｢あー…、めんどくせ｣
舌打ちをして
ヘルメットを被ろうとする壱馬先輩の腕を掴んで止める
そんなわたしを不思議そうに見つめて数秒
ふっ…と柔らかく笑ってわたしの手を取った
壱｢ちゃんと言えよ｣
『んー…』
壱｢…じゃあ、俺行くわ｣
『やっ、待って…！』
壱｢んだよ、わがまま。早くしろ｣
『さび、しい…』
壱｢…最初からそう言え、あほ｣
そう言うと、鼻がくっつくギリギリまで顔を近づけられたから
キスしてくれるかな、って目を閉じたら
低い声で言うの
壱｢みんな見てるけど、いいの？｣
『えっ…』
そうだった、わたしったら…！
自分の感情に身を任せて何やってんだ、恥ずかしい〜…！
『だめっ…！』
壱｢ふはっ…、ほんと訳わかんねぇ女｣
『…わるぐち』
壱｢わかったわかった、早く行け｣
『壱馬先輩、気をつけて行ってくださいね』
壱｢わかってる｣
『行ってらっしゃい』
壱馬先輩を見送ろうと少し距離を取った時
Aと急に名前を呼ばれる
ヘルメットをしてしまって表情は分からないけど
声からして優しい表情なんだろうな、と思った
壱｢今日バイトないから｣
『…！』
壱｢早く帰ってこいよ｣
『…、はいっ』
壱馬先輩の姿が見えなくなっても手を振り続けた
好きだなぁ…
もう溶けちゃいそうなくらい好き
今日は一緒にご飯食べれる
うれしいな
樹｢丸聞こえですけど｣
『壱馬先輩にあーんとか…、へ？』
樹｢全部声に出てる｣
『あ、樹くんおはよ…って、え！？』
樹｢よかったね、一緒にご飯｣
からかわれるように言われて
顔に熱が集まった
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mopi(プロフ) - 本当にお話素敵で大好きで土日が楽しみで仕方ないです（ ; ; ）これからも更新楽しみにしてます、、！ (2019年7月14日 21時) (
レス) id: 89fe484069 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - 最高すぎてこっちが… (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
Kissxxx(プロフ) - 土日が楽しみで仕方ない。 (2019年7月7日 8時) (レス) id: e97a57c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
apple9484(プロフ) - 早く土日にならないかなっていつも待って終わると悲しいくらいに好きです！ (2019年7月6日 23時) (レス) id: 9f35d20aab (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - ぐふぉー好きすぎる！！見てるこっちも一緒にキャパオーバーしちゃいます笑笑 (2019年6月30日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年5月5日 18時
