アソビゴコロ 〜Wedding？〜２【川村壱馬】

シャワー ページ42

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わたしは服脱ぎたくないから
白いTシャツの袖を肩までまくって
部屋着のショーパン履いて準備完了

えっと、わたしがすることは
壱馬先輩の頭とお体を洗うこと
左側と前は…左手でできる、よね？






『壱馬先輩、入ってもいいですか？』


壱｢んー｣






ガチャ、とお風呂のドアを開けたら
視界が少しだけ白に染まり、体を洗ってる壱馬先輩がぼやけて映った






壱｢…お前服着てきたの？｣


『そうですよ？まだ入らないので』


壱｢…つまんな｣


『何がですか！』






うまく洗えない、という箇所を洗い
シャワーで流す

既に髪の毛は濡れていてオールバック状態
大人っぽくなった壱馬先輩にドキドキしながら
頭を洗う






『壱馬先輩、頭ちっちゃいですよね』


壱｢知らね｣


『ちっちゃいですよ〜。わたし並ぶの嫌ですもん』


壱｢あんなにひっついてたくせに？｣


『それは…好きだった、から…』


壱｢相変わらず意味わかんねぇ｣






鏡に映る壱馬先輩はとっても優しい顔をしてる
わたしのせいで怪我したこと、怒ってないのかな

ほんと、なんでわたしって昔から変なことに巻き込まれやすいんだろ
疫病神でもついてんのかな






『流しますね〜。壱馬先輩、上向いてください』


壱｢ん｣


『っ、』






頭があわあわで
無防備に目をつむって顔を上げる壱馬先輩

かっ…かわいい…！
写真撮りたい、！
これはレアだ、明日は携帯持ってきちゃおうかな…

壱馬先輩の首が疲れちゃう前に泡を流していく
その間、ずっと壱馬先輩が目をつむってるから
もうかわいくってかわいくって仕方ない

耐えきれなくて 終わりです って言う前に
おでこに軽くキスをしてしまった

すぐに下を向き 終わりです と伝える
壱馬先輩が前を向いて振り返ろうとしたのがわかったから
壱馬先輩の背中におでこをくっつけて顔が見えないようにした






壱｢おい｣


『…ごめんなさい、魔が差しました』


壱｢…別に。いいから一瞬顔上げろ、左の方｣


『…？』






言われた通り顔を上げて左を見る
そしたら壱馬先輩の唇がわたしのおでこに触れた

びっくりしてシャワーを思いっきり
自分にかけてしまう






壱｢なにやってんだよ…｣


『…きゃぱおーばー、！』


壱｢…透けてんのわざと？｣


『え？…っ！？』






しまった、シャツの下にブラしか着てない
何も考えてなかったから白シャツなんて着てきちゃったし…！




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