来る者拒まず去る者追わず ページ5
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心臓が飛び出そう
…いや、内臓諸機関と呼ばれるもの全てが飛び出そう
ユウちゃんに背中を押されて来た３年生のフロア
何も考えないようにして川村先輩のクラスに行き
クラスの人に川村先輩の居場所を聞いた
カバンがあるからしばらくしたら戻ってくると思う
そう言われてクラスの前で待つこと10分
川村先輩のクラスにはもう誰ひとりいなくて
わたしだけが ぽつん と立っていた
『どこいっちゃったんだろ…』
今日は確か部活がお休みな日
川村先輩強いから週３でいいんだったよね
吉野先輩がいるバスケ部がお休みな月曜と今日の金曜がお休みな日だって聞いたから
当たって砕けろ で川村先輩に告白しようと決めた
いつまでも勝手に思ってるのも嫌だから
ちゃんと伝えて、玉砕したい
そしたら、またきっと憧れに戻れる
川村先輩のことが好きすぎて夢にまで出てくるもん
ストーカーになりそう
それだけは嫌
遅いなあ ってドアの前にしゃがみこんだら
階段を登ってくる音
どきん！ って緊張が走る
だんだん近くなる足音に痛いくらいに胸が鳴り始める
角を曲がってきたのは紛れもなく
『川村先輩…っ』
壱｢あれ、えっとー…きゅまちゃん？だっけ｣
『く、熊城です…』
壱｢あはは！笑 冗談。どうしたの？｣
『伝えたいことが…あって』
壱｢伝えたいこと？｣
耳鳴りのような心音
川村先輩にまで聞こえてるんじゃないかって思ってしまう
『わたし…川村先輩のこと、好きですっ！！！』
バッ！って頭を下げて告白
不格好でもいい、伝えたい
そして、ごめんね って言われるだけ
だけど返ってきた返事は思いもよらない言葉だった
壱｢きゅまちゃん…、俺のこと知ってて言ってる？｣
『川村先輩の、こと？』
壱｢来る者拒まず去る者追わず…って｣
真剣にわたしを見つめながら告げられた言葉は
わたしにはよく理解出来なくて
川村先輩を見つめたまま黙り込んでしまう
そんな様子を見て
川村先輩は少し微笑んでわたしの手首を掴んで３年生のフロアの奥にある生徒会室に連れてった
入るやいなや鍵をかけて、わたしに向き直る
壱｢例えば、好きって言われて、相手が嫌がらなければ…｣
動けないわたしをふかふかのソファに座らせて
わたしに跨るようにソファに膝をついた
そして言葉を止めてゆっくり太ももを撫でた
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美憂(プロフ) - この作品大好き (2021年1月22日 19時) (
レス) id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
yamizukikarenn - 色んな占ツク見てきたんですけどけどアソビゴコロが一番ドキドキしました！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: fbfe464041 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 名無し65908号さん» お返事遅くなってごめんなさい。運営側にフラグ立てられてしまったのでどうすることもできず...。アプリではなく、サイトから見れば読めると思います...！ (2018年8月23日 14時) (レス) id: 0779bc8679 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65908号(プロフ) - パート2のR18解除してほしいです、、。なんかスマホで見れなくなっちゃって(泣) (2018年7月8日 0時) (レス) id: 2d9b7a0d09 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧキュンキュンします！続き楽しみに待ちます！ (2018年4月4日 20時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2018年1月17日 2時
