離しちゃだめ ページ34
壱馬side.
壱｢翔吾は？｣
北｢働いてくれてる｣
壱｢あいつ、生ぬるいから俺が行かないと…｣
北｢優しいけど、相当キレてたから大丈夫だよ｣
Aをユウちゃんのとこまで連れてって
俺らは教室の外で着替え終わるのを待ってた
…Aは、俺の近くにいるからって
これからもこんな怖い目に遭うようになるんだろうか
壱｢…やっぱり俺、ろくな男じゃないな｣
北｢何言ってんの。そんなことないって｣
壱｢母さんだって、俺がいなきゃ…｣
北｢壱馬｣
壱｢…ごめん、なんでもない｣
北｢…離しちゃだめだよ｣
壱｢なにが？｣
北｢きゅまちゃんのこと、離しちゃだめ｣
壱｢なん…｣
どういう意味かわからなくて聞き返そうとした瞬間、教室のドアが開いてAが出てきた
不安そうだった表情も
俺を見た途端、笑顔に変えて駆け寄ってきた
『壱馬先輩…、ありがとうございました』
壱｢…ん。帰るか｣
『はっ、…え？』
ユ｢まだ何があるか分からないから川村先輩が送ってくれるって。わたしじゃ、Aのこと守れないし｣
北｢俺も一緒に行くって言ったんだけど２人がいいってきかなくて｣
『えぇ…っ！？』
壱｢ばっ…！そんなこと言ってねぇ！いいから、A｣
確かに２人の方がAは喜びそうとは言ったけど…！
北人を軽く睨んだ後、Aの腕を引いて校門に向かった
壱馬先輩…っ と弱々しく呼ぶ声に耳を傾ければ
なんでですか？ って意味がわからない質問
『なんで、ここまでしてくれるんですか…？』
壱｢なんでって…さぁ｣
『教えてくれないんですか…っ？』
…わかんないんだよ、自分でも
なんでここまで俺が必死にならなきゃいけないのか
初めてだ、こんなの
壱｢お腹すいたな｣
『え？』
壱｢なんか食べてく？｣
『い、いいんですか…！？』
壱｢お前の親がいいなら｣
『帰ってくるの遅いんで問題ないです！』
確か…お母さんが朝早いから弁当自分で作ってるって言ってたよな
それで、帰りも遅い…って
割と冷めた家庭なのか なんて勝手に思う
うれしぃ〜…！って涙目になってるAに何だか聞く気になれなくて
バカじゃねえの って言いながら、近くのファミレスに足を運んだ
.
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美憂(プロフ) - この作品大好き (2021年1月22日 19時) (
レス) id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
yamizukikarenn - 色んな占ツク見てきたんですけどけどアソビゴコロが一番ドキドキしました！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: fbfe464041 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 名無し65908号さん» お返事遅くなってごめんなさい。運営側にフラグ立てられてしまったのでどうすることもできず...。アプリではなく、サイトから見れば読めると思います...！ (2018年8月23日 14時) (レス) id: 0779bc8679 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65908号(プロフ) - パート2のR18解除してほしいです、、。なんかスマホで見れなくなっちゃって(泣) (2018年7月8日 0時) (レス) id: 2d9b7a0d09 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧキュンキュンします！続き楽しみに待ちます！ (2018年4月4日 20時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2018年1月17日 2時
