追いかける ページ3
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環とカフェでバイバイして
壱馬くんと２人で家まで帰る
壱｢環ちゃん、おもしろくていい子だな｣
『わたしのいちばんのお友だちだからね』
壱｢うん、なんとなくそんな気がした。大好きなんだろうなぁーって笑｣
『環しか友だちいらないくらい』
壱｢環ちゃんもたぶんそう思ってるよ｣
そうかなぁ、
そうだったらうれしいな
環のこと大好きだから
壱｢A｣
『ん？』
壱｢もっと聞かせてよ。昔の話｣
『…なんで？』
壱｢…なんとなく｣
目をそらしながらちょっと恥ずかしそうに言うの
わたしのこと、知りたいって思ってくれてるって
勘違いしちゃうよ？
わたし、単純ばかだから
なんでもいい風に捉えちゃうよ、
『…壱馬くんの話も聞かせてくれたらいいよ』
壱｢俺はいいよ｣
『不公平じゃん』
壱｢もうあんだけ環ちゃんに話されてるんだから今更だろ笑｣
『その分、壱馬くんが話してくれたらいいじゃんって』
壱｢いいから。俺はAの話が聞きたいの｣
…だめだな
好きって気づいてから キラキラするフィルター みたいなものがかかってしまったらしい
小さな表情の変化にも気づいちゃって
いちいち胸が苦しいや
『不公平な話は聞きません』
壱｢じゃあ、環ちゃんから聞いちゃお｣
『わたしの環とらないで！』
壱｢それはむり｣
『環とられたらわたし何もなくなっちゃうからだめ』
壱｢俺がいんじゃん｣
……え？
びっくりして思わず足を止めたら
壱馬くんが不思議そうに振り返った
数秒してから、ハッて顔して
慌ててわたしの方に寄ってきてほっぺ むぎゅ って掴んだ
壱｢俺"ら"やわ、間違った！さっきの忘れろ！｣
…そんな照れた顔されたら、忘れられないよ
どうしよう、うれしくてにやけちゃう
『んふふ、』
壱｢…なんや｣
『ううんっ？』
壱｢にやにやすんな、あほ｣
珍しい壱馬くんの照れた顔がかわいくて
隣見上げて歩いてたら
むすってした顔で見られて早歩きしだした
その背中を追いかけてたら
追いかけるのも楽しいかなって
陸くんへの 好き とは何かが違う
その違いはわからないけど
がんばりたいなって思った
「A！」
家の近くで突然呼ばれた名前
声のした方を向くと久しぶりに会う人
『お父さん！』
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こっとん(プロフ) - キュンキュンしました(T-T) (2017年11月15日 2時) (
レス) id: 9ec2d8728c (このIDを非表示/違反報告)
玲於 壱馬 - 私は壱馬君が好きなので続きが楽しみです。これからも応援しています。更新頑張って下さい♪ (2017年11月14日 17時) (レス) id: 842afb46b2 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 北人君可愛いですね☆これからも､れもんさんのペースで更新頑張って下さいね(*>∀<*)楽しみにしています！ (2017年11月11日 0時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 続きがきになります！私は陸推しなので陸とくっついて欲しいって最初思ってたんですけど今読んでると早く壱馬とくっついてほしいなって思いながら読んでます！ニヤニヤ止まりませんw (2017年11月8日 16時) (レス) id: e65c5b148a (このIDを非表示/違反報告)
こっとん(プロフ) - いまいちばん大好きな作品です！ 更新楽しみにしてます（＾_＾） (2017年11月6日 18時) (レス) id: 9ec2d8728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年10月21日 11時
