Heart 77. ページ28
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…もう、わかんない
心の中にあるのは、大好きって気持ちだけ
瞳に映るのは、世界でいちばんの玲於くん。
やっと離れた唇。
２人を繋いだ透明な糸がぷつん…と切れた時
目が合った。
玲｢……｣
『……っ、』
玲｢……｣
『な、なんか言って…。しんじゃう…っ』
ただ黙って
わたしのこと見つめて
何も言ってくれないの。
頭の中、玲於くんでいっぱいすぎて爆発しそう。
すき、すき、だいすき
いくら想ったって
いくら伝えたって
きっと物足りないくらいにだいすき。
玲｢…Aちゃん｣
…ほんとにもう、病気なんじゃないかな。
名前呼ばれただけで涙が出てくるの。
自分の名前、だいすき。
玲於くんが愛おしそうに呼んでくれるから。
玲｢…なんで泣くの｣
『しあわせで…っ』
玲｢すぐ泣くやつきらい｣
『なっ、泣かない…！』
玲｢んふ笑 うそだよ、Aちゃんなら大好き｣
『…いじわるした』
玲｢してないよ。愛情表現｣
『…わかりづらい』
玲｢Aちゃんがあほなんだって｣
『…玲於くん、きらい』
玲｢ふーん、そうなんだ｣
そう言って ぎゅっ ってわたしのこと正面から抱きしめて
わざと耳元で名前呼んだり、俺は好き とか言ってくる。
ドキドキがうるさい。
…絶対玲於くんに聞こえてる。
『玲於くん…っ、しんじゃう…、』
玲｢なんで？｣
『ドキドキ、しすぎて…』
玲｢俺のこときらいなのに？｣
『…ごめんなさい、だいすき』
玲｢…知ってるっつーの、｣
すごく至近距離で見つめられたから
負けない、って思って玲於くんの目見つめながらだいすきって伝えたら
玲於くん、照れちゃった。
『…玲於くん、すごいね』
玲｢…ん？｣
『わたし、玲於くんと一緒にいると全部きらきらして見える』
玲｢じゃあ、ずっと一緒にいないとじゃん｣
『…離れないでね』
玲｢…あたりまえじゃん、ばかじゃねぇの、｣
だってほら、玲於くんの後ろ、開いたカーテンのすき間から見える星空が
とても、きらきら眩しいよ。
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした！！どの作品も大好きです！これからも応援してます！ (2019年3月31日 22時) (
レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました！甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした！これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年9月3日 19時
