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Heart 75. ページ26

玲於side.




玲「はぁ…」


亜「玲於ー?調子悪い?」


玲「なんかもう…自分が嫌っす」


亜「どうした?」






リハの休憩中、座り込む俺の前で振りの確認してた亜嵐くんが


小さなため息に気づいて横に座ってくれた。



情けないけど

もうひとりじゃどうしようもできなくて

ひとり言みたいに亜嵐くんにAちゃんのこと話した。






亜「え、笑 それでだいっきらいって言われたの?笑」


玲「そうっすよ…。まじでメンタルやられた」


亜「でも玲於が悪いよね」






…わかってる


わかってんだけど…






亜「玲於ってそんなことで悩むタイプだっけ?」


玲「意外と小心者なんすよ」


亜「相手がAちゃんだからじゃなくて?」






…たぶん、そう


Aちゃんだから、キス…のことだけで意識しすぎて

そっけなくなって冷たくして

ひとりで恥ずかしくなって避けて

大好きな人からのだいっきらいって言葉をもらうハメになった。






玲「…やってけねぇー、」


亜「しちゃえばいいじゃん」


玲「だって、なんか…恥ずかしくて」


亜「ピュアか!笑」


玲「いろいろ考えすぎちゃうんだよなぁ…」


亜「キスなんてフィーリングじゃないの?」


玲「…え?」


亜「好き!したい!って思ったらしちゃえばいいんだよ」


玲「そんな簡単に…」


亜「大丈夫だって。Aちゃんが嫌がると思う?」






…思わない。


なんでも受け入れてくれるから。



亜嵐くんの前向きな姿勢にちょっとだけ勇気が出た気がした。






玲「亜嵐くんさすがっすわ」


亜「なに、玲於ちゃん。褒めても奢らないよ?」


玲「え、だめすか」


亜「しょーがねぇ、今度ね笑」






…よし、もう悩むのやめた。


自分に素直に…したいと思った時に…



リハしながら

早くAちゃんに会いたいなって

それだけ思ってた。




.

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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした!!どの作品も大好きです!これからも応援してます! (2019年3月31日 22時) (レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました!甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした!これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです! (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れもん | 作成日時:2017年9月3日 19時

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