Heart 39. ページ39
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壱｢大丈夫だって｣
『でも、せっかく好きになってくれたのに…っ、ごめっ…なさっ…、！』
壱｢…っ、ほら、いつ誰が来るか分からんから泣き止んで…。玲於さんのこと好きって知ってて告白したのは俺やし、後悔とかしてへんから｣
壱馬くんとちゃんとお話して
玲於くんと両想いで
付き合ったこと
壱馬くんは
ランペ専属になってから
慣れないわたしに話しかけてくれて
仲良くしてくれた人だから
大切なお友だちだと思ってること
それを拙い言葉だったと思うけど
伝えたら
何だかすごく悲しくなって
泣き出しちゃって
壱馬くんに迷惑かけてる。
『あり、がと…』
壱｢今まで通り…はAにはちょっと難しいかもしれんけど、相談とかしてくれてええから｣
『そ、そんなのむりだよ…っ』
壱｢だって恋愛相談とか苦手そうやん。俺が聞いてあげないと笑｣
…心が広すぎる。
わたし、絶対むりだもん。
憧れるな、強くて優しい壱馬くん。
心落ち着くような少し低くて安心する声。
玲於くんとは、全然違うの。
もし、壱馬くんのこと好きになったら
こんなに安心する声でも
逃げたくなるのかな。
『…逃げたくないなぁ、』
壱｢え？｣
『…え？』
壱｢え？笑 今、逃げたくない言うたよな。何から？｣
『…声に出てた？』
壱｢出てたで｣
…心の声が、出ちゃった、
嘘をつくのがへたなわたしは
悪あがきはしないで
玲於くんのことが大好きなのに
恋人らしいことをすると
どうも逃げたくなってしまうことを話した。
…普通に考えたら贅沢な話。
そして
こんな話を壱馬くんが聞いてくれるのも贅沢な話…。
壱｢…他のやつは平気なの？｣
『…うん、たぶん』
壱｢…ちょっと、いい？｣
そう言っておもむろにわたしの手を取り
ぎゅっと握った。
突然のことに頭がついていかなくて
握られた手をひたすら見つめるしかできなかった。
…あれ、でも
ドキドキするし
緊張するけど
やっぱり逃げたくはならないな、
壱｢…大丈夫なん？｣
『はっ、恥ずかしい…けど、大丈夫…』
壱｢…いいことなんじゃないの？｣
『…いいこと？』
壱｢そのくらい好きなんだって、きっと玲於さんにも伝わってるよ｣
繋がれてた手を離して
微笑んでわたしの頭を撫でた。
壱｢Aらしくいればいいんじゃないの｣
わたし、らしく…
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そると(プロフ) - れもんさん、いつも泣きながら読ませていただいてます（ ; ; ）テーマソングがFlow Backのところからもう神です、Flow Backのこと知らなかったのですがこのお話で虜になりました（ ; ; ）れもんさんもFB好きなんですか？？もう歌がお話と合いすぎてて号泣です（ ; ; ） (2019年4月7日 19時) (
レス) id: 4b01de9b6f (このIDを非表示/違反報告)
サノオミ(プロフ) - 続きが毎回早く読みたくてウズウズします(T_T)だいすきですこのお話！！！！更新楽しみにしてます！ (2017年9月2日 22時) (レス) id: 3039c62ac7 (このIDを非表示/違反報告)
咲 陽(プロフ) - わわわわわとろけます、どうしたらいいですかれもん様（ ; ; ）どうしてこんなに死なせる作品を書くんですかあー！！！あーとろけちゃいますどうしよう() (2017年8月31日 16時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
toypochi(プロフ) - うわ〜(´>///<｀)ニヤニヤが止まりませんっ！Twitterのa−nationといい本当にれもんさん神です！大好き！応援してます！あっちでもこっちでも感想書いちゃってごめんなさいっw (2017年8月28日 2時) (レス) id: a33578bb42 (このIDを非表示/違反報告)
あぽ(プロフ) - 応援してます！！ (2017年8月25日 19時) (レス) id: db5ff86ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年8月16日 10時
