Heart 14. ページ14
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壱｢…それだけ？｣
『それだけ…』
付き合ってたってのは内緒にしたいから言わないでおいた。
わたしの話たくさん聞いてくれたのって言ったら
こう言われちゃった。
わたしがこんなに嬉しいことは
壱馬くんにとってそれだけのことなのかな。
壱｢もっとすごいことかと思った｣
『…すごいことって？』
壱｢キスとか｣
『しっ…、しし、し…！してるわけないじゃん！』
壱｢え、なに。そんな焦る？笑｣
この変なフェチのせいで
ちゃんとした恋愛なんてしてなかったから
キスなんて遠い夢の世界の話。
玲於くんと、なんて
想像もできないよ。
壱｢まさかファーストキスまだ？｣
『な、にをおっしゃって…』
壱｢へぇー、そうなんだ笑｣
おかしそうに笑う壱馬くんの肩を
もう！ってちょっとだけ叩いた。
わたしだって
人前にそういうこと興味あるから
キスってどんななんだろうって考えたことがある。
ドラマとかマンガとか
そういうので何度も見てきたけど
全然わかんなくて
ファーストキスはりんごの味とか何とか言うけど
ほんとにそうなのかなぁ、って。
壱｢やっぱり玲於さんがいいの？｣
『…なにが？』
壱｢ファーストキス｣
『なっ…！もうその話しない』
壱｢なんでよ、教えてよ笑｣
『もう壱馬くんなんて知らない。いわしょーくん！』
翔｢はい、なんでしょう！｣
玲於くんの話してると勝手にほっぺ熱くなってくるから
壱馬くんから逃げようと癒しのいわしょーくんの所に行こうとしたのに
歩き出そうとしたわたしの服の裾つまんで引き止めた。
…あぁ、いわしょーくんがあんなにかわいい笑顔で待っててくれてるのに。
『…お離しください』
壱｢もうちょっとここいてよ｣
『わたし、いわしょーくんのとこ行く…』
壱｢さっき話してたやろ｣
『壱馬くんもたくさんお話した』
壱｢まだ足りな、｣
北｢なにしてんの？Aちゃん、困った顔してるよ？｣
壱｢ほく…｣
北人くんの名前呼び終わる前に
一瞬だけ力緩んだのわかったから
その隙に壱馬くんから脱出。
待っててくれたいわしょーくんの隣に座って
お仕事始まるまでここにいようって決めた。
北人くんはなんの気もなしに言ってくれたんだろうけど助かった…。
そのまま北人くんとお話してる壱馬くん見たら
ちらってこっち見てムスッてするの。
…わがままさんめ。
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そると(プロフ) - れもんさん、いつも泣きながら読ませていただいてます（ ; ; ）テーマソングがFlow Backのところからもう神です、Flow Backのこと知らなかったのですがこのお話で虜になりました（ ; ; ）れもんさんもFB好きなんですか？？もう歌がお話と合いすぎてて号泣です（ ; ; ） (2019年4月7日 19時) (
レス) id: 4b01de9b6f (このIDを非表示/違反報告)
サノオミ(プロフ) - 続きが毎回早く読みたくてウズウズします(T_T)だいすきですこのお話！！！！更新楽しみにしてます！ (2017年9月2日 22時) (レス) id: 3039c62ac7 (このIDを非表示/違反報告)
咲 陽(プロフ) - わわわわわとろけます、どうしたらいいですかれもん様（ ; ; ）どうしてこんなに死なせる作品を書くんですかあー！！！あーとろけちゃいますどうしよう() (2017年8月31日 16時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
toypochi(プロフ) - うわ〜(´>///<｀)ニヤニヤが止まりませんっ！Twitterのa−nationといい本当にれもんさん神です！大好き！応援してます！あっちでもこっちでも感想書いちゃってごめんなさいっw (2017年8月28日 2時) (レス) id: a33578bb42 (このIDを非表示/違反報告)
あぽ(プロフ) - 応援してます！！ (2017年8月25日 19時) (レス) id: db5ff86ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年8月16日 10時
