flower 173. ページ24
北人side.
ピンポーン
気持ちよく眠っていたのに
響くチャイムに起こされる。
時計を確認したらまだ朝の8時。
今日はA先輩とお花見の予定だけど
12時から。
こんな時間に来るわけない。
北｢だれ〜…｣
眠い目をこすりながら玄関を開けたら
いるはずのない人。
北｢………え？｣
北母｢北ちゃん！元気にしちょった？｣
泣きそうになりながら抱きついてきたのは
紛れもない俺の母。
な、なんで急に…。
北母｢急にごめんね〜？お父さんが仕事でいなくて、時間できたからちっとだけ遊びに来ちゃった｣
北｢連絡くらいしてよ〜…｣
北母｢あはは！たまがった？笑 あら、もしかして予定あった？｣
とりあえず中に入ってもらって
話を聞いた。
俺の顔を見て、ちょっとだけ心配そうに聞いてくる。
せっかく来てくれたのに
A先輩との約束があるからお母さんといれないよ。
北｢んー、まぁ…｣
北母｢このA先輩…って人？｣
北｢うん、そ…え！？｣
A先輩のこと言ってないのに何で知ってるの！？
びっくりしてお母さんを見たら
机の上に開きっぱなしだったバスケノート。
…あ、そういえば昨日
一番最後に 明日はAとお花見！楽しみ！！ とか書いたっけ…。
北母｢北ちゃん！この子彼女？｣
北｢そ、うだけど…｣
北母｢あらぁ〜！可愛げな子だねぇ｣
いつの間にか壁に飾ってある２人の写真見て喜んでる。
恥ずかしい、とか思う暇もなく
A先輩とのこといろいろ聞かれた。
彼女ができた、なんて気恥ずかしくて言えなかったけど
A先輩の話をニコニコして聞いてくれるお母さん見てたら嬉しくなって
大好きなんだってこと、話しちゃった。
北母｢いい恋をしちょるのね｣
北｢…うん、てげ好き｣
…あ、お母さんにつられて方言出ちゃった。
優しい顔をして笑ったお母さんは
いきなり俺の手を握って正座し出した。
北母｢北ちゃん、そのAちゃんって子、ちっとだけ会わせてくれん？｣
北｢え！？それはA先輩に聞かんと…｣
北母｢聞いてみてくれる？｣
お母さんの圧に押されてA先輩に連絡したら
わたしも会ってみたい！ って言ってくれた。
…ほんと優しいな。
A先輩とお母さんが会うなんて
俺が緊張しちゃう。
.
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亜嵐LOVE - 小森ワップ＠綺羅さん» え、それなです！！優しさヤバかった！ (2020年4月17日 23時) (
レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
小森ワップ＠綺羅 - 感動しました(´；ω；`) 隼くんの優しさ半端ねぇっす！ とにかくこの作品とても病みつきになりました！れもんさんの作品自体が好き。もう、好き(突然の告白) (2020年4月16日 2時) (レス) id: bd82defe4a (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - めっちゃ泣きました！最初は隼とくっつけ！って思ってたけど北人くんが出てきた時から北人くんでした！(？)とにかく、面白かったです！！！他の小説も書くなら読みます！絶対 (2020年3月31日 18時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
あな - こんな素敵な小説ありがとうございます！私は隼くん推しなのですが途中から北人くんと結ばれてほしいと思いました笑私は北人くんと同じ地元なので方言とか出てとても嬉しかったです！！！また沢山小説書いてください！！沢山読みにいきます！ (2020年3月23日 4時) (レス) id: c0c70f9aca (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 何回も泣いちゃいました！才能がいらますね！ (2020年3月4日 7時) (レス) id: 1700360fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年8月1日 23時
