flower 110. ページ11
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『ん…』
目を開けたら、目の前に壁。
…え、なに。
触れてみると優しい温もりが伝わってきた。
北｢あ、起きたの？｣
『壁が…北人くん…』
北｢何言ってんの？笑｣
つけていたヘッドホンを外しながら
おはよう、と言ってきた。
わたし、いつの間に寝ちゃってたんだろ。
北人くん、ずっといてくれたのかな。
…嬉しい。
北｢もうね、ご両親帰ってきてるよ。ご飯食べてって、って言われちゃった｣
『え、もうそんな時間なの…？』
時計を見ると18時30分。
わたし寝すぎ…。
北｢いっぱい寝れたね。ちょっと良くなったかな｣
ぬるくなった冷えピタの上から手を当てる。
目が覚めてから北人くんが隣にいるって…いいな。
何だかくっつきたくなって
起き上がって北人くんの服を引っ張った。
そしたら ん？ って顔してベッドに座ってくれたから
手を伸ばしてぎゅう…とくっつく。
北｢どうしたの、甘えたなの？｣
『分かんない…』
北｢つらかったもんね、よしよし｣
優しくぎゅうってし返してくれて
ぽんぽんと背中を叩く。
安心してまた眠れそう。
だけど、ちょっとお腹すいたなぁ。
母｢北人くーん、ご飯でき…あらあら｣
『…ノックくらいしてよ』
母｢まだ寝てると思って。邪魔してごめんね♡｣
北｢邪魔なんて！笑 ご飯ありがとうございます｣
母｢いいえ〜。Aは？食べれそう？｣
『うん、ちょっとお腹すいた』
母｢ほらもう、北人くんに甘えてばっかいないで自分で動く！｣
『まだ病人〜…』
北人くんに寄りかかってたら
お母さんに腕引っ張られて立たされた。
北人くんがどんなに居心地いいか知らないんだ。
…知られたくないけど。
リビングに行くと、お父さんが既にご飯を食べていた。
『お父さん、おかえり』
父｢ただいま。もう大丈夫なのか｣
『うん。だいぶ良くなった』
父｢吉野くんのおかげだな｣
北｢いやいや…｣
北人くんは頭を緩く振りながら
お父さんの隣に座った。
…え、どうしてお父さんの方に行くの。
北人くんの分のご飯を運んできたお母さんが
わたしの隣に座る。
北人くんとお母さん逆でしょ、え？
ご飯食べ始まって
お父さんと北人くん、フレンドリーに話してる。
意味が分からなかったけど
お堅いお父さんが笑顔を見せてるから何だか嬉しかった。
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りんご - 泣けるぅー、気になるぅー、更新待ってます！ (2017年7月31日 21時) (
レス) id: 5224770d7d (このIDを非表示/違反報告)
塩玲於くん(プロフ) - ちょー気になる！！隼のとこに行かせたいけど、北斗ともいい感じだし・・・。 (2017年7月31日 17時) (レス) id: 2b42bc8970 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 北ちゃんに頑張って〜〜〜！( ；；)って叫びたくなります！やばいです！ (2017年7月31日 15時) (レス) id: 45505a7be4 (このIDを非表示/違反報告)
こなつん(プロフ) - 北人頑張って欲しい...笑 ちょう続き気になります!! (2017年7月31日 13時) (レス) id: 655343e3a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ(プロフ) - 早く隼の所に行ってー！！！！！！笑笑 移行楽しみにしてます！ (2017年7月31日 11時) (レス) id: d907920963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年7月12日 0時
