ありがちな恋愛Ⅳ (ページ48)

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048.裏切って裏切られて② ページ48

阿部side

照からAの件を聞いた
今まで付き合ってきた彼氏の話は楽しそうにしてたのに
影山くんの話はこっちからしないと話してくれないなって思ってた
今のA相当苦しいんじゃないかな
支えてあげたい。心からそう思う。
でもAにとっては迷惑かもしれない
ひとりで悩んでたらお風呂から上がったAがこっちを見てた

『何やってんの？』

亮「あ、いや、えっと...勉強のしすぎ？」

『ふーん。あ、明日は影山くんとご飯行くから夜いない』

亮「俺もめめとご飯行くから夜いない」

お互いのスケジュールを確認して就寝した

翌日仕事を終わらせて別仕事だっためめと合流して
俺が予約してたお店へ行った

目「うわ！おしゃれ」

亮「でしょ？Aに教えてもらったんだ」

目「A最近どう？」

亮「あ～なんかね...」

料理を食べながら最近のAの話をした

目「マジで？俺もうAとご飯行けないじゃん」

亮「俺、Aと住んでるって言ったらどうなるかな」

目「ヤバイだろうな」

『亮平とめめ！！』

まさかのご本人登場
隣には影山くん？

亮「はじめまして。阿部亮平です」

目「目黒です」

ちょっとめめは不機嫌だけど
手なんか繋いじゃってAは楽しそう

影「影山です。Aとはどういう関係？」

『影山くん！この人たちも仕事の人だから！』

亮「Aもここに来るなら言ってよ！店変えたのに～」

『言ったよ！なのに亮平、先に寝たんじゃん！』

目「A...」

馬鹿だ
それを言っちゃダメだよ

影「...」

何も言わずに影山くんは席に座った

『ごめん影山くん』

今のAは変だ
おかしい
人が変わったようだ

目「俺、今のA好きじゃない」

亮「俺も」

そんな時男の人の荒げた声が聞こえた振り向くと

亮「A！？」

俺が名前を呼んだ時にはめめはもう体が動いてた

目「A大丈夫？」

影「この浮気女が！俺の気持ちも考えろよ！」

『ごめんなさいごめんなさい』

亮「A落ち着こう？ね。」

声を荒げたせいで周りのお客さんがこっち見てる
...でも今はそんなこと気にしていられない

『亮平...いいから帰って』

亮「そんなことできるわけ...『いいから帰って！』

目「阿部ちゃん、帰ろ」

亮「でもA...」

目「Aも一緒に。影山さんにAは渡せません。Aを傷つけるようなことしたら9人の家族が黙ってませんから」

亮「会計しといた。行こう」