ありがちな恋愛Ⅳ (ページ28)

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028.青春でしかなかったページ28

『ねぇ！久しぶりにあそこ行かない？』

北「...Aこのままでいいの？」

樹「明菜さんと仲直りしなくていいの？」

2人は気にかけてくれるけどそんな心配ご無用
誰よりも私のことを考えてくれてるの知ってるから

『大丈夫だよ。早く行こ！』

久しぶりに来た...
通ってた学校の近くにあるカフェ
よく3人でテスト勉強してたっけ。
2人が忙しい時ははやとに勉強教えてもらったり。

カランカラン
『わぁ！何も変わってないなぁ』

梓「Aちゃんじゃない！久しぶり！」

梓さんはカフェの店員さん

北「久しぶり～」

樹「梓さんも変わってないね」

梓「北斗と樹じゃん！デビューしちゃって引っ張りだこだね！」

『ねぇ！あのメニューまだある？』

梓「もちろん！」

懐かしい。
パスタとサラダのセットで500円で食べれるメニュー
高校生にはすごく優しいお値段
放課後、2人がレッスンする前に来てたなぁ

樹「A毎日これ食って太ったよな」

北「そうそう！俺らはダンスレッスンあったからだけどAだけめちゃくちゃ太った！」

『そういうことは思い出さなくていーの！樹だって彼女に振られてここで暴飲暴食して結局お金足りなくて私が出したんだから』

北「だっせー笑」

『北斗もだよ！仕事で行き詰まって泣きながらあの端っこの席でサンドイッチ食べてたの私は知ってるんだからね』

樹「俺それ知らない！北斗って泣くの！？」

北「うるせーな！いいんだよ過去のことは！！」

『しかし懐かしいねぇ。高校時代の思い出が全部ここに詰まってる感じ』

樹「あんときがむしゃらだったもんな」

北「デビューしたくて頑張って、でも挫折したこともあったしな。今こうやってデビューしてからくると思ってなかったよ。Aありがとう」

『いえいえ。そろそろ帰ろっか』

「あの...SixTONESですか？」

ピンクの髪とおしゃれすぎて浮いてる私服はやっぱりどこでも目立つ

樹「はいそうです」

ファン1「ファンなんです！ここで会うと思いませんでした！」

北「ありがとうございます」

ファン2「...マネージャーですか？」

『あ、高校時代の同級生です』

明らかに私への態度が違うけど慣れたもん

ファン1「これからも応援してます！」

ファン2「だいすきです！」

「「ありがとう」」

人気者と歩くのは控えよう。

それにしても楽しかった