ありがちな恋愛Ⅳ (ページ21)

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021.逆転ページ21

富「残念だったね。さ、これから楽しいことしよう」

富田さんは私の服に手をかけた

『やめっ！やめてください』

バンッ！

「大丈夫ですか！」

鍵がかかってたはずのドアが開いて
警備員さんとふっかと樹が来た

辰樹「A！」

富「な、なんで...！？」

警「深澤さんから通報を受けましてね。助けを呼ぶ声がしたので駆けつけたんですよ」

富「....」

警備員さんに押さえつけられた富田さん
富田さんに強引に服を引っ張られて少しはだけだ私に
ふっかは着ていたジャケットをかけてくれた

樹「ごめん」

『ううん。ありがとう』

辰「泣かねーの？」

『泣いたら負けだと思って泣けなかった』

樹「結局守ってやれなかった...」

『ううん。樹とふっかが駆けつけてくれて安心した』

辰「好きになった？」

樹「師匠はないだろ！」

『ないよね～』

辰「馬鹿！こういう時は嘘でも好きっつーんだよ」

『はいはい。みーんな好きだよ。』

この言葉がみんなを傷つけてたんだ
言ってしまった後に後悔をした

辰「俺もみんな好きだよ」

樹「俺も」

私の気持ちを汲み取るように2人は揃えて言ってくれた

『ふっかどうして分かったの？』

辰「実は阿部ちゃんから聞いてたんだ...あ、他のメンバーは知らないから安心して！まぁこれでみんなの耳に入ったと思うけど」

翔「Aっ！！！！」

大「A大丈夫か！！！」

ラ「Aちゃん怪我してない？」

康「Aちゃん...(泣)」

亮「守れなくてごめん...」

目「富田さん殴りに行ってくる」

涼「目黒やめろ。警察に任せとけ」

照「みんなとりあえず戻ろう」

樹「やっべ！撮影始まってる！」

『樹ごめん！私も一緒に謝りに行く！』

亮「その格好じゃいけないでしょ。俺のレッスン着貸すからまずは滝沢くんのところに行こう」

迷惑かけて傷つけて最悪な私かもしれないけど
それでもわたしはみんなのこと大好きだよ
人生かけて恩を返すからね