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大倉さんが帰った家は静まり返っていて
なんで大倉さんは私にあんなことをしたのか..
考えれば考えるほど分からなくていつの間にか寝ていた
朝、ソファの寝心地の悪さに目が覚めた
AM5:16 昨日夜の8時には寝ていたみたい..
「わ..メイクしたまま寝てた..」
シャワーを浴びて朝ごはんを食べて
出勤までまだ時間があるため朝のニュース番組を見ていた
『エンタメ情報です！関ジャニ∞がユニバーサルスタジオジャパンのアンバサダーに就任！』
「なんでこのタイミングで関ジャニ..」
いつの間にか家を出る時間になっていた
戸締りをきちんと確認して
憂鬱な会社へ
今日はクライアントとの打ち合わせはないはず..
「おはようございます」
自分のデスクに座って隣を見るといつもいるはずの麻美ちゃんがまだ来ていない
「松田さん、麻美ちゃんは？」
「あーなんか今日体調悪くてお休みするみたいですよ？鈴本さん今日クライアントとの打ち合わせあるのに休むなんて有り得ないわ..」
「そしたら私かわりに打ち合わせしますので！」
やっぱり休みか..
私と顔合わせたくないよな〜..
麻美ちゃんのことを気にしつつクライアントとの打ち合わせを終えて定時に上がった
お気に入りのカフェでコーヒーとケーキをテイクアウトして麻美ちゃんのお家に向かう
ピンポーン
「え...Aさん！？」
「急にごめんね。ちょっとお話したいんだけどいいかな？」
「今開けます」
「麻美ちゃん、ごめんなさい」
「Aさん謝らないでください。惨めになります」
「麻美ちゃんのこと笑ってないから。むしろ応援したくって」
「なら何で一緒に水族館に..しかも友達だなんて嘘ついてまで..」
「嘘ついたことは申し訳ないと思ってる。大倉さんからの注文のお礼というか、リフレッシュさせてくれたというか..」
「Aさんは大倉さんのこと好きなんですか？」
「好きじゃないよ！」
あんなことされて好きになるわけがない
「よかった〜大倉さんに許可を得てからでいいので連絡先教えてもらえませんか？」
「わ、わかった！断られたらごめんね？」
「そしたら諦めます」
数日後大倉さんに聞いたらすんなりOKと。
麻美ちゃんは喜んでるしこれでいいのか...もやもやした感情を拭いきれないでいた
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
