035 ページ35
「忠義くんただいま」
6時に仕事が終わった忠義くんは夜ご飯を作って待っててくれた
「おかえりなさいってAちゃんたくさん泣いたんやね」
目が真っ赤で涙の跡がくっきり付いてた
「そりゃ悲しいもん。でも来年から。」
新しい仕事は監督と相談して来年の1月から始まることになった
「そうや、年末は紅白とカウコンがあんねんけど、、」
「あ、それなら大丈夫！実家に帰るから」
「そうやんな、やっと実家に帰れんねんな」
「紅白もカウコンもテレビで観てるから！」
「ほんまやで〜？ さ、ご飯できたで〜」
「わ！美味しそうなパスタとお肉！！」
「4年間お疲れ様でしたということでAの好きなもの用意したんやで〜」
あさりの和風パスタとローストビーフ、高そうなシャンパンも用意されていた
「忠義くん大好き！！！」
「Aが好きっていうの久々やん！俺も好きやで」
次の日からは決まった時間に起きる必要もないのにいつもの癖で7時には目を覚ましてしまった
「忠義くん起きて〜8時に鈴木さん来ちゃうよ」
「寒い〜、、まだ眠い〜あと10分寝させて」
いつものわがままにももう慣れていた
prrr..
「大倉さんエントランスに着きました」
「おはようございます。桜井です！すみませんまだ寝てまして、、叩き起こすので10分お待ちください」
「あ、はい」
「たーだーよーしー！！！起きて！！」
「は、はい！！！」
いつも待たせてる鈴木さんに申し訳ないと思いめちゃくちゃ大きな声で起こした
「Aがこんなに大きな声出すの初めてやん」
「あまりにも忠義くん起きないからでしょ？早く仕事行って下さい！！！」
無理やり外に出して仕事に向かわせた
「朝から疲れた〜11月にもなると寒くて洗濯も乾きにくいなぁ」
なんて独り言を言いながら午前中に家事を全て済ませた
ぼんやりと買い物をしてたらクリスマスがもう近いことに気がついた
「はじめてのクリスマス、、何しようかな〜」
といっても忠義くんは年末特番で大忙し。
朝早く出て夜遅くに帰ってくるだろうからクリスマスパーティーよりも身体を休ませることが1番なのかもしれない
明日は送別会だ！
楽しみだなぁ〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるやん | 作成日時：2019年4月9日 1時
