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「A、今まで恥ずかしくって言えなかったんだけどね？私が入社した時、先輩がものすごく厳しくて何度も心折れた時にAが『あんなに怒ることないのにね？入社してすぐ完璧に出来るわけないじゃん！気にしないで楽しくやってこ？』って言われたのがすっごく嬉しくて年下なのに肝が座ってるなぁって思ってたの」
「あれ〜？私そんなこと言ってたんだ、、でも楽しく仕事することが私のモットーだから！だからミスするんだけどね〜へへ」
初めて西野が私に気持ちをぶつけてくれたのが嬉しくて恥ずかしくてヘラヘラしてしまった
「西野今日早番？」
「うん。Aは？」
「私も早番！外明るくなってきたから帰ろうかな！忠義くん起こさなきゃだし！ごめんねほんと」
「私が呼んだんだし！こちらこそごめんね！大倉さんにもよろしく！」
西野とは仕事の同僚の関係じゃないくらい信頼しあって励ましあって、、ほんとこの会社に入ってよかった。なんて思ってる
ガチャ
「ただいま〜(小声)」
「A！！！！」
「わっ！びっくりした〜」
6時起きのはずなのに4時半に帰ってきた私のところに駆け寄ってきた
「忠義くん起こしちゃった？ごめんね」
「ちゃうやん！夜中目開けたらAおらんから心配するやん！電話しても繋がれへんし」
西野との話に夢中になり過ぎてスマホを見るのも忘れていた
20件近くもの不在着信。
「ごめん忠義くん！西野に呼び出されちゃって！」
「...転職のことやんな？ごめんな？ゆっくりでええから自分の人生決めてな？俺のこととか周りのこと気にせんでええから」
「ありがとう」
そう言って忠義くんのコーヒーを準備して2時間ほど仮眠を取った
「ふぁぁぁ2時間って意外と寝れるんだなぁ」
7時のアラームで目を覚ましたら忠義くんからの手紙と朝食とお弁当が用意されていた
『おはよう！Aちゃん今日はしっかり朝ごはん食べんとあかんからね！たぁくん特製オムレツやで！お弁当も作ってみてん！食べてなぁ？帰りは22時くらいやと思います！ほな、いってらっしゃい』
忠義くんあの後起きててくれて朝食とお弁当作ってくれたのかと思うと愛しくなった
会社
「おはようございます！店長、今日お話したいことがあるんですがお時間ありますか」
「え？あるけど、、じゃあ14時にミーティング室に」
「かしこまりました」
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年4月9日 1時
