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JN「えっ………」
驚きと悲しみの混ざった顔して私を見つめる彼に私は話を続ける
『他にね、好きな人が出来たの』
JN「は？えっ、なに…」
『この前ね、告白されたんだけどソクジニに言うタイミングなくて…私、会う時間も減って心も離れていったのかもしれない』
『だからね、別れよう。ソクジナ』
告白されたのは本当
彼に言うタイミングがなかったのも本当
だけど心が離れたなんて大嘘
今も好きで好きで堪らない
ベンチに座る2人の距離さえもどかしいくらい
抱きしめて、キスして……愛してるって伝えたい
だけど別れを切り出すのを躊躇っている彼を見たら
私を嫌いになって別れた方が彼にとって踏ん切りがつくと思った
『短い間だったけど、今までありがとう。頑張ってね』
そう言って立ち上がった時、手首を強い力で掴まれた
JN「嘘だ。他に好きな人なんて、嘘だろ」
『……嘘じゃない』
JN「じゃあ誰？言って」
『バイト先の人』
JN「名前は」
『…なんで名前まで言わないといけないの』
JN「嘘だから言えないんだろ」
『嘘じゃない！…イさんだよ！これで満足？もう離してっ』
勢いよく振り払えば意外と簡単に離れた手
後ろも振り返らず早足で公園を歩いた
掴まれた手首が熱い
もう触れられる事のないその熱が冷めないように胸に抱きしめた
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レネ(プロフ) - あー。ジナ結婚したい (2022年5月5日 1時) (
レス) @page30 id: 8f90b6d822 (このIDを非表示/違反報告)
絢香(プロフ) - yu9mi1ri3さん» 最後まで読んでくれてありがとうございます！素敵だなんて嬉しいです♡これからもそう言ってもらえるようなお話を書いていけたらなと思います！ありがとうございます！ (2022年1月16日 13時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
絢香(プロフ) - りんさん» 読みやすいならよかったです！いつも読みにくくないかなと不安だったので安心しましたっ！こちらこそ読んでくれてありがとうございます♡ (2022年1月16日 13時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - 最初からずっと読んでて、切ない気持ちから暖かく愛おしい気持ちになりました！とても素敵な物語ですね！ (2022年1月13日 10時) (レス) @page24 id: 29eceed362 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 行間が心地よく読みやすかったです。また楽しみにしています。ありがとうございました。 (2022年1月6日 5時) (レス) id: 00a0550b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢香
| 作成日時：2022年1月4日 13時
